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2008冬期キャンプ記
【1月26日(土),27(日)】

もう、4,5年前から、昔のキャンプ仲間と行こうと言っていた雪の中のキャンプが、昨年末の忘年会での何気ない会話から、トントン拍子で具体的な計画段階に入った。本格的な冬のキャンプは、全員初めてなので、ネットで情報を調べながら、道具の役割分担も決定。
が、直前に、なんと、仲間の一人から骨折の知らせが。
それでも、この機会を逃したら、今度はいつになるか分からないので、病人は置いて、残りの3名のメンバで、福島県南部のキャンプ場へと向かった。

当日は、特に、渋滞もなく、12時過ぎに白河IC近くのジャスコに到着。ここで、昼ご飯を食べて、買出しをして、キャンプ場に向かう。が、買出しと行っても、今夜の鴨鍋の材料の調達と下ごしらえは済ましてきたので、簡単なものばかり。日本酒も、燗上がりのするのを調達済みだが、大七の純米があったので、一応、買っておく。

白河の市内は雪が少ない。事前に、キャンプ場に確認した時も、サイトの雪は少ないと言われていた。大丈夫かなぁ。雪がないと、ただの寒いキャンプだよなぁ。

少し走ると田園風景になり、冬の寂し気な田んぼの上に、雪が多くなってくる。雪も降ってきて、フロントガラスに当っては、消えていく。いい感じ。
この先は、峠越えになり、徐々に高度を上げて行くが、それ程の急坂でもない。路面も凍ってはいないようだ。ただ、1.5車線で、交通量もそれなりにあるので、すれ違いにちょっと気を使う。
いつの間にか、峠を越えると、すっかり、雪が増えてきた。これなら、雪不足の心配は要らないな。
峠を下りながら少し走ると、目的地の標識が出て、道を曲がる。すると、さらに、雪が増えて、まさに雪国という感じ。全員、テンンションが上がってきたぞ。こうでなくっちゃね。

ここは、広大な敷地に宿泊施設や別荘地、温泉が点在する一大リゾート地で、その中に、キャンプ場がある。とにかく広いのだが、受付がありそうな建物を見つけて、中に入る。が、ホテルのような雰囲気で、なんか、ちょっと、気後れしてしまう感じ。
今回は、電気毛布を持ってきたのがいるので、電源付のサイトを予約しておいた。すると、電源からサイトまで距離があるようで、電源ケーブルのリールを貸してくれた。親切ですな。

サイトに行ってみると、10〜20cm程の雪が積もっている。初心者には丁度いい感じで、早速、スクリーンタープを張って、宴会の荷物を持ち込む。次は、各自のテント。3人で、3個のテントになる。天気は曇りで、風はそれ程強くなく、テントを張るのは楽だ。今回は、雪でも使えそうなペグを揃えておいたのだが、これくらいの雪だと、普通のペグでも、十分役に立つ。

キャンプ場のサイト
設営完了

設営が完了してから、受付の近くにある温泉に向かう。
風呂は、スキー客と思しき人達で結構混んでいたが、広くて清潔で快適。はー、いい気持ち。
十分、温まって、サイトに戻ると、時間は、5時頃。近くに、もう一組、テントがある。なので、今日の利用者は、自分達も含めて、二組。他に利用者がいるとは思わなかった。
タープの中に入って、鍋の準備をしながら、ビールを開ける。テントの準備と温泉で思いの外、汗をかいたせいか、ビールがうまい。寒いので、あまり、のまないだろうと、 500mlを一人一本しか買ってこなかった。ちょっと足りない感じ。
並行して、鴨鍋の準備。といっても、下ごしらえは済ませてあるので、お湯を沸かして、味付けをして、材料を放り込むだけ。ラクチン、ラクチン。ビールが終わると、今度は、日本酒。冷酒用に持ってきたものを少し飲んだ後は、燗でぐびり。100円ショップでお銚子を買ってきているので、燗をつけるのも簡単だ。いやー、鴨鍋に燗酒なんて、最高。みんな、ばくばく、食っている。

スクリーンタープの外には温度計を吊るしてあるのだが、気温は、-5度程度。タープの中は、グリルの上で炭を燃やして暖めている。換気のために、タープの入口の半分を開けているが、寒くはない。アウトドア・ヒーターなるものも用意してきたのだが、要らない感じ。
それにしても、外の冷気とタープの中の暖かい空気のギャップが楽しい。思った以上に快適で、会話が盛り上がる。この連中とは、若い時、しょっちゅう、キャンプに行っていた。真夏には、仕事を終わった後の金曜日の夜に出発して、夜中に伊豆のキャンプ場に着いて、土曜日は一日海遊び。で、夜は宴会なんてのも毎年やっていた。最近は、めっきり、そんな機会は減ってしまったけど、3人とも、この真冬のキャンプは、毎年の定例行事にしようと盛り上がった。

その後、温泉終了前に、もう一度、風呂に入りに行く。
タープを出て歩くと、スノーブーツの下で、雪がキュッ、キュッと鳴っている。キャンプ場の明かりも、雪面に反射してとてもきれい。雪国に住んでいる人は雪なんてうんざりなんだろうけど、自分にとっては、とても、新鮮で楽しい。そして、ラッキーなことに、見上げると、雲の切れ間に、天の川とまではいかないけど星が見える。今回は、天候にも恵まれた。

そして、戻って来ると、またまた、宴会が続くのであった...

キャンプ場の照明
いい雰囲気です

翌朝は、7時過ぎに起き出した。夕べは、朝方、一度、目が覚めたが、寒さではなくて、隣のテントのイビキだった。ったく...
全員がテントの外に出てきたところで、またまた、温泉に向かう。ここの入浴料金は\1,200なのだが、キャンプ場宿泊者は、キャンプ場代で、何度でも入れる。これは、お得ですな。

温まってから、サイトに戻り、カップヌードル・カレー味の朝食。タープの中のイスを外に出して、一面の雪を眺めながら食べる。頭上は青空が広がっていて、風もほとんどない。爽快な気分の中で、ずるずると麺を啜る。天気がいいとはいえ、気温は低いので、温かい汁物がおいしい。
その後、インスタント・コーヒーを飲んで、撤収開始。気温が低いせいか、テントの生地が固くなっていて、収納が少し面倒だった。こういうことは、経験してみないと分からないよなぁ。

キャンプ場の朝 キャンプ場とコテージ
いい天気です 右側に見える建物はコテージ

キャンプ場は、11時頃出発。が、受付で、近くの羽鳥湖でワカサギ釣りができるとあったので、道具を貸してくれる店に行ってみる。聞いてみると、穴を開けるドリルやイス、釣り具、エサ等全部で\3,000程とのことなので、せっかくなので、チャレンジ。
少し走り、湖際の駐車場に行ってみると、かなり混んでいた。車を停めて、湖面の方に降りていくと、かなりの数のワカサギ釣り用のテントが見える。ワカサギ釣りって人気があるんだなぁと思いつつ、店で教えてもらった「送電線の下」というポイントまで歩く。
湖面を15分くらい歩いて、この辺りでいいかなというところで、穴を三つ開ける。が、仕掛けを作って、エサを付けるまでが面倒。だんだん、風が強くなってきたのだが、湖面は吹きさらしで寒い。おまけに、風が巻くので、いろいろな方向から吹いてくる。前から吹いてくるのが、寒いんだよなぁ。
それでも、ようやく、仕掛けを穴から落とす。湖底までは3〜5mくらいなのかな。誘って待つということを何回か繰り返すが、全然、当りがない。うー、やる気、激下がり。寒いので、当りがないと辛い。寒さだけが身に沁みる。
しばらくすると、近所の人が声を掛けてきて、ワカサギ釣りについて、仲間の一人に、いろいろ教えてくれている。最後には、魚群探知機を持ってきて、そいつの穴に下ろしている。本格派な人は、こんなものまで持ってきているんだ。でも、こうなると、釣りじゃなくて、漁だよなぁ。
で、その穴の近くには魚がいないとのこと。うー、ますますやる気が...
仲間の一人は、移動して、他の人が開けた空き穴から釣りをしたりしているけど、こちらは、もう、やる気ゼロ。エサを喰われている気配が全くない。ラインや竿先の水分も凍ってきた。見るからに寒々しい。で、もうちょっとだけ、頑張ってから、あえなく撤収。結局、釣りをした時間は30分くらいか。釣り始める前は、晩ご飯のおかずくらい簡単に釣れるのではなんて話をしていたけど、とんでもない。ついでで釣れるような魚ではなかった。やるならば、テントも用意して、気合いを入れなければ。
トボトボと駐車場に戻る3人であった。

ワカサギ釣り ワカサギ釣り
寒い... 結構な人出

その後は、峠を越えて、東北道に入り、那須高原SAで遅めの昼ご飯。
レストランの中は暖かい。当り前だけど、風も吹いていない。文明世界という感じで、さっきまでの寒風吹きすさぶ世界とは対照的。他の客が、普通にご飯を食べているのが、不思議な感じがする。オートバイで雨の中を走った後、食堂やラーメン屋に入った時と同じ感覚。ほっとするところもあるけど、空気が生ぬるく、ゆるく感じる...
雪の中の作業や歩きは消耗するようで、なんとなく、体がだるいなと思いながら、ソバを啜る。他の連中も、口数が少ない。

窓から外を眺めると、那須の方向に、大きな山々が見える。標高の高い辺りは、強風で雪が舞い上がっているのか、白く煙っている。これから、天候は下り坂なのかもしれないなと、ぼんやり思った。

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