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BMW R1150GSで行く初秋の千葉
【9月25日(日)】
今年は、いつまでも暑い。それでも、この時期は、さすがに、真夏の暑さはもうない。7月のツーリングの暑さと渋滞には懲りて、夏はオートバイに乗る気が全くしなかったけど、そろそろ、いいかな。が、今日は、イマイチ、すっきりしない天気。ならば、前から行きたいと思っていた近場の美術館へ行こう。
ということで、佐倉の川村記念美術館に着いたのは11時頃。レインボーブリッジと東関道を経由して、佐原インターからは案内の看板があったので迷わずに来れた。駐車場には、思いの外、車が多いけど、美術館は混んでいるのかな。
入口で入館料を払いはしたものの、美術館までは距離があって、庭を少し歩くことになる。そして、大きな池に出ると、これは庭というか庭園というよりは公園という感じの相当な規模感。屋外展示されているモダンな美術品もある。
で、その一角にある美術館に展示されている作品は、大体、ホームページにある通りだったけど、改めて、びっくり。
自分がこの美術館を知ったのは、「中・高生のための現代美術入門 ●▲■の美しさって何?」を読んだ時。内容は抽象絵画の解説なんだけど、その中で、ここが、所々、引用されていたのだ。バーネット・ニューマンの「アンナの光」を指して、「画家最晩年のこの重要作が千葉県佐倉市の川村記念美術館でみることができるのは、ほとんど奇跡に近いことです。」という文章もあるくらい。
なので、展示作品に関しては、てっきり、アメリカ作家を中心にした抽象絵画ばかりと思っていたら、レンブラントから、そこに至るまでの錚々たる作品も並んでいるではないか。
そして、抽象絵画の方は、これまた、すごい。抽象絵画って、画集で見ると「何これ?」というのが多いけど、実物は全然違うんですね。よく見ると、色合いや筆致が繊細かつ微妙に創り込まれている。そして、サイズも大きいものが多い。中でも、圧巻は、マーク・ロスコの作品をひとつの部屋に並べた「ロスコ・ルーム」。照明を落とした薄暗い部屋の壁面に、ロスコの大きな絵が並んでいる。何というか、大きな絵を前にしていると、瞑想的な気分になってくる。座禅やらヨガでもやりたくなるような静謐な空間。抽象絵画というものを見直しました。ちなみに、自分が訪れた時は、モホイ=ナジ(モホリ=ナギと同一人物だよね!?)の回顧展もやっていて、世界的に見ても、レベルの高い美術館なんだなろうなと改めて実感。
その後は、公園の中を散歩。一帯は自然散策路になっていて、花も所々あるけど、今の季節は、被写体はイマイチかな。林間のエリアに折れている木があったのは、この前の台風のせいか。
公園の方は入場無料になっていて、ピクニックをしている人達が大勢いる。それにしても、これだけの規模の公園を、一企業が無償で提供しているのには驚く。こんな先行き不透明な経済状況の中で、歯を食いしばって頑張っているのだろうか。
川村記念美術館の庭園
川村記念美術館の庭園

川村記念美術館
川村記念美術館

川村記念美術館の池
庭園内の池

川村記念美術館の台風で折れた木 川村記念美術館の花
加曽利貝塚博物館の土器
結構、地味な印象

加曽利貝塚
縄文時代も、こんな感じで木々が立っていたのだろうか

さて、時間は1時頃。次の目的地は、加曽利貝塚なので、国道51号線に戻り、千葉の中心街方面へ向かう。沿道は千葉らしい眺め。何が千葉らしいって言葉ではうまく説明できないけど、北海道から帰ってきて大洗に上陸して、都心に向かう時の沿道のイメージに似ているんだよね。車線が狭いのが理由のひとつかな。所々、千葉名産の落花生の看板を見掛ける。
途中、少し迷いながらも、現在は公園として整備されている貝塚に到着。周りは郊外の住宅地で、縄文遺跡があるような感じではない。まぁ、そういう所が多いんだけど。
加曽利貝塚は、これまでに発掘された貝塚の中でも最大で、公園も予想外に大きい。公園内には、貝塚の断面や竪穴住居跡を見ることができる覆屋型の施設が幾つかある。貝塚の断面のあちこちには、「幼獣の脛骨」、「マテガイ」、「焚き火の跡」といった小さなラベルが置いてあるけど、素人には何が何だか全然分からない。考古学の現場というのは、発掘とこういう地味な分類整理の作業が大半なんだろうな。で、ひと通り見学してから、加曽利貝塚博物館へ。
展示されているのは学術的な内容が多く、ボリュームもあって、見応えがある。自分が興味のある土器は、加曽利○式という名前で、編年の指標ともなっている有名なもの。だけど、創りは結構地味な印象。土偶も同様の印象。館内には、結構、かわいい感じ女の子の二人連れがいて、屋外の施設でも一緒だった。学生だろうか、それにしても、女同士で縄文遺跡なんて、おっさんくさいのう。
外に出て、公園をそれとなく散歩。なんだか、蒸し暑い。太陽光線も鬱陶しい感じで、セミの鳴き声もうるさい。虫に刺されたのか、あちこち痒い。復元住居もあるけど、古くて、崩れているような感じ。あー、なんだか、全てが煩わしいな。いい加減、涼しくなってほしいよ。
時間は、まだ、3時にもなっていないけど、そろそろ、帰ろう。それにしても、一旦、走り出してしまうと、さすがに、今日の走行距離では物足りないな。
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