BMW R1150GSで行くツーリング

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BMW R1150GSで行く初夏の日光
【6月6日(日)】
さて、今日は何も予定が無い。天気予報もよくて、絶好のオートバイ日和という感じ。これは、走りに行くしかないでしょ。
でも、今は新緑の季節だから、走るというより、ハイキングをしたい。というわけで、早朝より、コースを検索。で、信州は先週行ったので、今日の行き先は、奥日光に決定。
駐車場を7時頃に出発して、首都高・東北道を順調に進む。それでも、途中の佐野サービスエリアは混んでいて、朝ご飯のつもりの蕎麦が出てくるのに、やたらと時間が掛かったのには、ちょっと、うんざり。
宇都宮インターからは、直接、日光宇都宮道路に入り、取り敢えずは、中禅寺湖に向かう。
しばらく走っていると、道路の両側の新緑が青空に映える。うーん、いい季節ですなぁ。
その先のいろは坂を走るのは本当に久しぶり。オートバイで走ったのはいつのことだろう。思い出せない。いろは坂って2車線だったんだなぁと思いながら走るが、さすがに、これだけ、カーブがきついと楽しむというよりは気を使う。
さて、中禅寺湖に到着。今日の目的地は、この先の湯元だけど、どうしようか。どこかに停まって写真でも撮ろうかと思いながら、湖岸に沿った国道を走っていると、二荒山神社を発見。オートバイを駐車場に入れる。
案内板によると、ここは、二荒山神社の中でも中宮祠と呼ばれるところらしい。二荒山神社は大きな神社だろうから、日光周辺には、幾つか社があるのかもしれない。
境内にはぽつぽつと人がいる程度。気温は思ったより低くて、ひんやりしている。今回は3シーズンのジャケットを着てきたけど、脱ぐ必要はない。ぶらぶら歩いていると、お祓いをした水が○○円とか、あちこちに商売気を感じる。それでも、空気が清々しくて気持ちがいい。やっぱり、神社はいいな、この空気感が好きなんだよなぁ。遠くで、ハルゼミらしきものも、鳴いている。
二荒山神社 中宮祠のイチイ
中宮祠のイチイ。巨木だ

二荒山神社 中宮祠の新緑
新緑が美しい

二荒山神社 中宮祠
男体山頂への登拝口にある門
二荒山神社 中宮祠
中宮祠は中禅寺湖の目の前にある
竜頭の滝
竜頭の滝

戦場ヶ原
戦場ヶ原

国道は中禅寺湖畔を離れて、高度を上げ始める。と、すぐに、橋があって、人がたくさんいる。そうだ、竜頭の滝だなと思い出し、オートバイを脇に停める。
橋の上からの滝の眺めは、なかなか豪快。滝といっても、水が垂直に落ちているわけではなくて、急な斜面を流れていくのだけど、雪解けのせいか水量が多い。滝の表面には白波が湧き立ち、両岸にはツツジが鮮やかなピンク色を添えている。遠くには中禅寺湖も望める。うーん、いい眺め。が、周りには、絵を描いている人やら大きなカメラで写真を撮っている人、普通の観光客がたくさんで混雑気味なので、そそくさと、出発。
途中の戦場ヶ原も、車やオートバイが多い。それでも、青空がきれいだったので、オートバイを停めて、写真をパチリ。
先に進み、湯ノ湖が見えてきた辺りで道を曲がり、湯元温泉に到着。どこかに、ハイキングコースの入り口がある筈なんだけどなと中心部をうろうろしていると、無事、発見して、オートバイを駐車場に停める。時間は11時過ぎ。早速、サービスエリアで買っておいたおにぎりと水が入ったリュックを背負って出発。今日の目的地は刈込湖と切込湖という湖で、片道1時間くらいのお手軽コースだ。
コースの入り口からすぐの所には、湯元温泉の源泉があった。硫黄のにおいが漂い、あちこちの水溜りにはぶくぶくと泡が立っている。試しに、恐る恐る手を入れてみると、拍子抜けにぬるかった。なんて、遊んでないで、先に進もう。
遠くには、今だ、残雪を残している山々の爽やかな景色。が、コースはいきなり急坂になった。整備されていて階段がついているのだけど、とにかく、きつい。うん?、上の方からは、車の走る音が聞こえる。もしかして...といやな予感がしつつ登り切ると、あー、やっぱり、国道に出てしまった。温泉街と国道の位置関係からもそうじゃないかと思っていたけど、しかも、駐車場もある。ここにオートバイを停めれば、もっと、楽ができたのに...
出鼻を挫かれながらも道路を渡って先に進むと、コースは、徐々に高度を上げていく行程に。周辺は、新緑にはまだ少し早いようで、ようやく、葉が開き始めたという感じの木が多い。もう6月なんだけど、お盆の頃には秋めいてくるのだろうから、夏って短いよなぁ。とはいえ、やっぱり、この季節の新緑は眩しい。まだ、葉が小さいせいか、一個一個の葉が踊るように揺れている。
鳥達が気持ち良さそうに鳴いている中を先に進む。で、急坂を登ると、小峠に出た。峠には木製のイスが幾つかあって、ご飯を食べている夫婦がいる。ここまで、何人かとすれ違っていて、思ったより、人が多い印象。
汗だくなので、フリースを脱いで、Tシャツ一枚に。ここまでで、もう、大分、くたびれてしまった。
が、この先は、しばらく、歩きやすいルートが続く。脇には、まだ、所々に雪が残っていて、日陰はひんやりとしていて気持ちがいい。
まだかなぁと思いながら歩いていると、刈込湖まで300mの標識を発見。もう、相当、疲れたけれど、あと少しだ。が、ここから、コースは急な下り坂に。所々に階段がついていて整備はされているけど、帰りのことを考えると、下るのもいい加減にしてほしいという感じ。
一体どこまで降りるんだと思っていると、湖が見えてきた。はー、やっとだ。
見えているのは刈込湖の筈で、この先に、切込湖があるので、そこまで頑張ろう。コースは、しばらく、湖岸に沿って続いている。刈込湖って、こんなに大きいのかなぁと思いながら歩いていると、反対方向から、年配のハイカーが。で、この先に湖があるかどうか聞いてみると、今は水量が多い季節なので、二つの湖は繋がっているとのこと。ああ、やっぱり、そうか、思っていたより大き過ぎるもんな。ありがとうございます。ということで、少し先まで進むと木製のイスがあったので、そこで、おにぎりを頂く。あー、くたびれた。
ここは歩いてしか来られないので、ひっそりとした秘湖みたいなものを期待していたけど、正直、そこまでの雰囲気は無い。天気が良すぎるというのもあるんだろうけど。でも、まぁ、きれいではあるので満足。さて、戻ろう。でも、あの急坂が大変だ...
それでも、急坂さえ登ってしまえば、後は、基本的に下りなので、思ったより楽。順調に歩いていると、段々、五月蝿いバイクの音が聞こえて来た。国道に近づいて来たんだけど、ぶりぶり五月蝿いのは迷惑なんだよな。
結局、戻って来たのは、2時過ぎで、所要時間は、3時間程。思ったより、時間が掛かってしまった。想定外です。
湯元温泉からの雪を頂いた山並み
まだ、雪が残っている山並み

刈込湖へ向かう途中の新緑
新緑が眩しい

刈込湖へ向かう途中の新緑
緑がおいしそう

刈込湖
刈込湖

国道120号線からの男体山
たまたま、オートバイが通り掛ったら、
アウトライダーにあるような写真に

丸沼
丸沼

さて、帰りは、金精峠を越えて、関越道を使おう。
峠への坂を登っていくと、雄大な男体山の景色があったので写真を撮り、峠のトンネルを抜ける。と、こちら側は、空に雲が多い。
途中、丸沼に寄り道。ここは、何度来ても、本当にいいところで、お気に入りの場所だ。静謐という言葉が似合う。先程の刈込湖よりは、こちらの方が、そういうことを感じさせてくれる。北海道のオンネトーに似ているかな。湖岸に観光施設が少ないのもいい。こんなところでキャンプができれば、最高なんだけど。
ところで、大正11年の秋に、若山牧水がここを訪れており、「みなかみ紀行 」にそのことが書かれている。当時の丸沼では、鱒の養殖をやっており、湖畔の景観として、「沼と山の根との間の小広い平地に三四軒の家が建っていた」とあるが、今でいうと、どこら辺になるのだろうか。
そして、牧水は丸沼で釣りをして、その夜は、持参した一升瓶を、番人と突然転がり込んできた3人の木挽とでのんでいる。晩秋も深まった森閑とした山の奥で、囲炉裡の榾火を囲みながら酒をのむというこのシーンが自分は大好き。こういう雰囲気のキャンプをしたいよなぁ。
そして、小用で庭へ出た牧水はこう書く。「風は落ちて、月が氷の樣に沼の真上に照っていた。山の根にはしっとりと濃い雲が降りていた。」
沼田までは、意外と距離があり、時間が掛かる。牧水は徒歩で沼田から丸沼まで上がって来たんだよなぁ。すごい脚力。
道路は、おまけに、車が多くて、渋滞気味。想定外だ。所々で、沼田インターの隣の昭和インターへの標識があるけれど、今回は地図を忘れてサービスエリアでもらった粗い地図しか持っていないので、行く気になれない。
狭くてすり抜けのできない渋滞を我慢しながら、ようやく、関越道に入る。が、こちらも、渋滞が。断続的に混んでいて、25Km渋滞なんて区間もある。なんでもない普通の週末なので、油断をしていたけど、相変わらず、上限\1,000の影響だろうか。想定外だー。
ということで、駐車場に着いたのは、7時過ぎ。走行距離も、結局、450Km弱と、軽くのつもりが走り過ぎてしまった。
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