BMW R1150GSで行くツーリング

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BMW R1150GSで行く初秋の上州
【9月14日(日)】
うーむ、天気予報が、ぱっとしないなぁ。どうしようかなぁ。というか、キャンプ・ツーリングに行きたいという感じがイマイチしないんだよなぁ。結局、今年は、夏休みも取らなかったし。なんかこう、すかっと晴れないもんかね。お盆以降の関東地方の週末は、イマイチだもんなぁ...などと、ネットの天気予報を見ながら、うだうだする日曜日の早朝。
今回の3連休の後半はキャンプ・ツーリングの予定で、朝早く起きて、ネットで天気予報をチェックしているのだが、夕べより、悪くなっている感じ。それでも、7月以来、オートバイに乗っていないので、結局、日帰りで走ってくることに。
が、駐車場の近くまで行くと、雨が降ってきた。むむむ...
カッパを着てまで、走りに行く気はしないので、近くのマクドナルドで様子見。それでも、携帯で予報を見ると、大したことはなさそう。実際、食べ終わる頃には、やんでくれた。それにしても、マックで朝ご飯なんて、久しぶり。
が、6時半過ぎに駐車場を出発した後も、天気はぱっとせず、時々、雨がパラパラと降ってくる。取り敢えず、信州かなと思い、関越道に入るが、天気は、あまり変わらない。
なので、藤岡ジャンクションでは、前方の空が明るい関越道方面へ、真っ直ぐ進んだ。湯沢の辺りから、山を越えて、信州へ入ろう。が、この勘は大当たりで、直に、青空が広がってきた。秋の高い空。空気も、ちょっと寒いくらい爽やかで、気持ちがいい。
関越トンネルを抜けて、塩沢石打インターで降りると、まづは、魚沼スカイラインへ。すると、直ぐに、山菜だかキノコを採るな・山に入るなみたいな看板がたくさんあった。トラブルでもあったのか。
ほとんど交通量の無い道をしばらく走ると、展望台に出た。が、関越トンネルを越えてからは、雲が増えていて、眺めはイマイチ。もう、ススキも出ているが、空は方向によっては、夏の様な雲が湧いている。中途半端な季節だな。
すっかり、晴れ上がった谷川岳パーキングエリア
すっかり、晴れ上がった谷川岳パーキングエリア

魚沼展望台からの眺め
魚沼展望台からの眺め。関越トンネルを越えると、空は曇り気味

BMW R1150GSと黄金色に色づいた田んぼ
黄金色に色づいた田んぼ。秋ですなぁ
魚沼スカイラインを先に進むが、展望は、開けそうで開けない。まぁ、今日は、ここが目的ではないので、適当なところで曲がり、関越道とは反対の信州側の平地に降りていく。
少し下ると、山間に、田んぼを発見。関越道を降りた辺りでも気がついていたが、田んぼが黄金色に色づいている。稲も頭が重そう。秋ですなぁ。
少し先に行くと、今度は、小さな村落があった。さっきの田んぼは、ここのだったんだな。草葺きの建物も残っていたりして、昔ながらの農村の雰囲気。あちこちをちらちらしながら、とろとろと走っていると、道端にたくさんの人が出ている。季節がら、お祭りでもあるのかな。
村を過ぎると、大きな道路に出た。が、地図には、こんな立派な道はなかった筈。どうしようと思っていると、後ろから車が来たので、適当に左折をしてみる。
長いトンネルを抜けてしばらく走るが、標識がない。そのまま走り続けていると、なんとなく、嫌な予感。それでも、面倒なので、そのまま先に進むと、新幹線と思しき高架の下をくぐった。あちゃー、関越道側に戻ってしまったよ。むむむ...
戻るのは面倒なので、もういいや。このまま、国道17号線で、三国峠を越えよう。で、法師温泉にでも行くかな。
走りながら、何故、関越道側に出てしまったのかを考える。そうか、あのトンネルがミソだったのか。魚沼スカイラインは、関越道側と信州側の平地を分ける山の尾根に沿って、ざっくり南北に走っているのだが、あのトンネルは、魚沼スカイラインの下をくぐって、東西をつないでいたに違いない。まぁ、もう、仕方ないけど。
湯沢の辺りには、スキー全盛の頃に造られた高層ビルが建っているが、夏というのもあるのか、なんとなく、うら寂しい気配。
しばらく走っていると、また、青空が戻ってきた。国道には、オートバイも多い。しかも、10台以上の集団が多いような感じ。ツーリングの季節だもんね。
17号線は、高度が上がると、豪快な直線路になり、ちょっと、北海道の道路を思わせる。そして、峠を越えて、下ったところで、国道を離れ、法師温泉へ。
すぐに、法師温泉の案内の標識が出ているが、立寄りの入浴時間が十三時半までと書いてある。いやに早いなと思いながら先に進むと、対向車が予想外に多い。混んでいるのかなぁ...
で、到着すると、予感は当たってしまい、駐車場は一杯。オートバイも多い。それでも、ここまで来たのだからと思い、\1000の料金を払い、浴場へ。
うっ、風呂の入口に、大量のスリッパが置いてある。むむむ...。嫌な予感がしながら、中に入り、風呂を覗くと、うへっ、もの凄いたくさんの人が入っている。イモを洗うとはこのことか。入る気がなくなりました...。
ここには、一回、来たことがあるのでいいやと思い、他の風呂を探すも、この時間は、女性専用のがひとつあるだけらしい。もう、このまま帰ろうかとも思ったが、さすがに、もったいないので、意を決して、浴場へ。
結局、隙間を見つけて、湯に浸かった。ぬるくていい感じ。浴場の中は薄暗いのだが、窓から、明るい夏の景色が見える。入ってくる風も、気持ちがいい。が、この人の多さは、やっぱり、異様。落ち着かないので、そそくさと、逃げ出したのであった。
その後は、辺りを少し散歩。ここは、敷地が広くて、いろいろな建物が建っている。湧き水もあって、飲めるようになっている。少し暑いので、うまい。
見上げると、夏の様な青空が広がっている。蝉も鳴いている。が、もう、蝉時雨ではない。まだ咲いているヒマワリもあるが、枯れたのも入り混じっている。そして、風に揺れるコスモス。季節が中途半端で、苦笑という感じ。それでも、敷地にはカエデが多く、紅葉は、さぞかし、きれいそう。
法師温泉

法師温泉

法師温泉

法師温泉のコスモス
コスモスが風に揺れる
法師温泉のすぐ裏の杉林
温泉のすぐ裏に、こんな立派な杉林があった
はなぞの食堂のモツ煮定食
モツ煮定食

その日の晩の月
その日の晩の月

さて、時間は、まだ、昼過ぎ。が、地図を見ても、この周辺には、そそられるところは無い。まぁ、今日は、どこかで昼ご飯でも食べて、帰りますか。
帰り道の永井村というところで、若山牧水の歌碑の標識を見掛けた。で、寄ってみると、来る時にも通った急坂の脇に、こじんまりとした永井宿郷土館という施設があり、歌碑は、その敷地の中にあった。そこには、以下の歌が彫られていた。

 山かげは
 日暮れはやきに
 学校の
 まだ終わらぬか
 本読む声す

歌碑には、大正十一年十月二十二日とあるので、この辺りでは、秋も深まった頃か。そんな日の短くなった季節が感じられるけど、今日は、ちょっと暑いので、実感までには至らないな。
ちなみに、牧水が法師温泉に来たことは、「みなかみ紀行」に書かれている。日程を考えると、この歌は、その際に読まれたようだ。加えて、法師温泉は、当時は、相当な山奥だったようで、次の様な文章がある。
「真黒に見えるまでに山の線の引き重ねられた中に唯だ一つ他の集落とは遠くかけ離れて温泉の符号の記入せられているのを、少なからぬ困難の末に発見するであろう。それが即ち法師温泉なのだ。」
国道に戻り、先に進むと、この辺りの名物なのか、道路脇に、モツ煮の幟が目についてきた。ならばということで、適当な食堂にオートバイを停める。
店内には、数名のお客さん。もちろん、モツ煮定食をお願いすると、ご飯もモツ煮も大盛りという感じで、食べ終わると、腹一杯。おいしかったけど、食べ過ぎ、ふー
少し休んでいると、店内のテレビは、NHKのど自慢から、新婚さんいらっしゃい!へ。のどかな日曜日の午後です...
その後は、渋川伊香保インターから、関越道へ入る。すっかり、晴れ上がった国道17号線は、暑かったな。
そして、駐車場に着いたのは、4時頃。今日は、そんな気はしないけど、結局、500Km近く走った。

その日の夜は、嫁さんがいなかったので、一人で、晩ご飯を食べていると、月が出ているのに気がついた。少し、雲が掛かっているけど、よく、見える。これならば、キャンプでもよかったんだろうな。なんて、酔った頭で思うのだった。むむむ...

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