BMW R1150GSで行くツーリング

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BMW R1150GSで行く晩秋の富士山
【11月25日(日)】
今日は、3連休の最終日。昨日・一昨日は用事があって、オートバイに乗れるのは今日だけ。天気予報がよかったこともあり、暗いうちから起きだした。で、どこに行こうかネットで調べる。が、全然、ツーリングとは関係ないところに嵌ってしまい、すっかり、明るくなってしまった。もう、走るのが面倒になってきたが、外は本当にいい天気で、青空が広がっている。こういうチャンスは、そうそうない。やっぱり、走りに行くか。重い腰を上げる。
結局、駐車場を出発したのは9時半頃。もう、遠くに行く時間はないので、アウトライダーの最新号にあった富士山周辺に向かう。
東名は、連休最終日の下りなので、混んでいる筈がないのだが、厚木近辺で、事故渋滞...。ったく、事故なんか起こすなよな。
その後は順調で、御殿場インターを降りてから、富士山麓の太郎坊を目指す。途中の足柄サービスエリアからの富士山はきれいで、たくさんのドライブ客が携帯で写真を撮っていた。
御殿場富士公園線に入り、御殿場の街を抜けると、真っ直ぐな道路の向こうに、青空の下、富士山が聳えている。爽快だねぇ。これだけ、まじまじと富士山を見るのは久しぶり。いつでも来れると思うと、なかなか、来ないんだよなぁ。
道路脇で、しばらく、富士山を眺める。日当りがよくて、ポカポカ。心地いい。道の両側は、自衛隊だか米軍の施設になっている。道路も自衛隊の車両が多い。
そのまま、道を進む。だんだん、カーブが多くなってきた。道の両側の木々は、もう、すっかり、葉を落とし、冬景色になっている。紅葉が見れるかなと思っていたが、遅かった。今年は、紅葉を見損ねた。
道路は徐々に高度を上げる。段々、気温が下がってくるのが分かる。葉の落ちた木々の間を射し込んでくる太陽光線と木の陰で、目がちらちらして、先が見にくい。なんだか、意識がトリップしそうな気になる。
三叉路に来た。標識を見ると、どうも、太郎坊は過ぎてしまったらしい。でも、戻るのは面倒だな。このまま、先に進もう。
しばらくすると、富士山の5合目に向かう富士山スカイラインとの分岐に来た。近くの気温表示板は8度を示している。5合目は、夏に行っても寒いところなので、今は、氷点下ではないのか。でも、結構な車が出入りをしている。ちょっと、迷ったが、せっかくなので、行けるところまで行ってみようと考えて、Uターン。
スカイラインは、ぐいぐいと高度を上げる。気温が、一段と下がってきた。グリップヒーターを強にする。
しばらく走ったところに、駐車場があった。ここまでにしておこうかと思い、駐車場にオートバイを入れる。富士山の写真を撮るが、イマイチよく見えない。ここまでの道も、視界はあまり開けなかった。
そろそろ出発しようかと思っていると、上からオートバイが降りてきた。うーん、どこまで行けるんだろう。車も結構多いし、スタッドレスを履いているような感じもない。もう少し先に進んでみるか。
が、しばらく走っていると、日陰の道路脇が白くなってきた。凍っている。そろそろ、やばいかな。引き返そう。
足柄サービスエリアからの富士山
足柄サービスエリアからの富士山

BMW R1150GSと富士山
爽快!

富士山スカイライン途中の駐車場からの富士山
富士山スカイライン途中の駐車場から。南側なので冠雪が少ない

BMW R1150GSと太郎坊からの富士山
太郎坊からの富士山
さて、この後はどうしよう。時計回りにぐるっと富士山の麓を走って、中央道で帰ろうか。でも、今日は、あまり、遅くなりたくないんだよな。仕方がない、来た道を戻ろう。それでも、しばらく進み、多分、ここだったんだろうと思っていた分岐を曲がり、太郎坊らしき方角に向かう。
少し走ると、景色が大きく変わった。背の高い木々が無くなり、荒涼とした岩石の斜面が広がっている。そして、その先には、富士山が聳えている。
駐車場にオートバイを停める。閑散としているのかと思っていたが、それなりに観光客がいる。
地面は、パチンコ玉より大きいくらいの軽い石で覆われていて、明らかに、富士山の火山活動で、できた大地だ。辺りには、もう、緑の気配はほとんどなく、大きなアザミが枯れきった汚らしい残骸をあちこちに晒している。太陽の光は暖かいが、時々、冷たい風が吹き抜ける。富士山スカイラインの方角と比べると、こちら側は、富士山頂付近の冠雪が多い。もう、冬は間近だ。
来た道を辿って、御殿場の市街まで戻ってきた。が、このまま、東名で帰るのもつまらないので、足柄峠を通る旧道を走ることにする。ツーリングマップルには、「防人も通った万葉の峠」とコメントがあるので、旧道なのだろう。後は、そのまま、大井松田インターに出て、東名に乗るつもりだ。
御殿場市街を抜けて、78号線に入る。しばらく走ると、沿道は、古い感じの建物が多くなってきた気がする。なんとなく、落ち着いた感じがするのだが、旧道の名残の雰囲気なのだろうか。
途中、御殿場線の足柄駅を通る。ローカル線の駅らしく、こじんまりとしている。無人駅なのだろうか。駅前には、高校生と思しき2人が、だらだらと歩いていた。陽気もよくて、ほのぼのしてしまう。
駅を過ぎてからは、道路は山の中に入り、高度が上がっていくのが分かる。道は、1.5車線でかなり狭い。両脇は、薄暗い杉林と、葉が大分落ちて明るい落葉樹林が交互に現れる。落葉樹林の中は太陽が射し込んで、空気を黄色に感じる。日は斜めに傾いていて、もう、冬を思わせる。道路の端には、落ち葉が、たくさん、積もっている。気のせいか、なんとなく、森の匂いがする。
しばらく走ったところで、きれいな紅葉を発見。写真を撮るために、オートバイを停める。この辺りは、畑で開けていて、陽だまりになっている。ポカポカして気持ちがいい。畑の一画には、大根が干されていて、なかなか、いい感じ。都心からここまでは、真っ直ぐで、2時間程か。そんな距離に、こんなに、のんびりした景色があるんだよなぁ。しばらく佇んでいると、時々、車が通る。オートバイも何台か通り過ぎた。今日は、ツーリング日和だもんね。
出発して坂を登り続けると、2車線の整備された道路に合流した。そのまま、写真を撮りながら走って、峠に到着。が、結構な人出だ。オートバイを停めて、階段を登り、眺めのよさそうな場所を目指す。
階段を登りきった辺りは、芝生の平地になっていた。周りの標識を見ると、どうも、城跡らしい。きれいに整備されていて、思わず、テントを張りたいなと考えてしまう。弁当を持ってきて、ピクニックをしている人達も多い。いいねぇと思いつつ、富士山の見えそうな方向に歩いてみる。すると、うっひょー、どーんと富士山が構えていた。うーん、この眺めは凄いなぁ。御殿場の盆地の先に、秀麗な形の富士山がすくっと立ち上がっている。こんなところがあるとは知らなかった。今日は、いろいろな角度から富士山を見たが、ここからが一番美しい。空気に水分が多いらしく、少し白っぽく霞んでいるが、富士山と聞いて、日本人が一番にイメージするような、いかにもという感じの景観だ。
写真を何枚か撮ってから、オートバイに戻る。帰り道の標識によると、近くに、芭蕉の句碑もあるらしい。芭蕉は、本当に、いろいろなところに出没している。が、案内の地図がなくて、句碑の場所が分からない。時間は2時前。まぁ、探索はいいか、出発しよう。ちなみに、帰ってきてからネットで調べると、句碑には、「目にかかる 時やことさら 五月富士」という句が彫られているらしい。なんだか、平凡な気がするが、どうだろう。
峠の反対側には、寺や関所跡があり、公園が整備されていた。
峠を越えると神奈川県になるのだが、こちら側は、静岡県側と比べると道幅が広い。山を降りると、周辺には農村が広がっている。なかなか、いい雰囲気。
その後、大井松田インターに入り、駐車場に着いたのは、4時前。今日は、青空が広がった本当にいい日でした。
おいしそうな大根
おいしそうな大根

BMW R1150GSと紅葉
紅葉です

足柄峠からの富士山
足柄峠からの富士山

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