BMW R1150GSで行くツーリング

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BMW R1150GSで行く秋の南東北キャンプツーリング
【10月7日(日)】
目が覚めて時計を見ると、まだ、4時過ぎ。夕べは、朝日を見るために、5時にアラームをセットしたのだけど、まだ、全然、早い。が、もう一度寝ようと思っても寝付けず、そのまま、アラームが鳴った。昨日、受付をした時に、カウンターに日の出の時刻が書いてあって、確か、5時半頃だった。
ちょっと、夕べの酒が残っていて、起き上がるのが面倒。加えて、気温も、結構、低く、シュラフの中が、ぬくぬくで気持ちいい。これまた、起き上がる気になれない。このまま、横になっていようかなぁとうだうだしていたが、せっかくなので、がばりと起きる。
空は少し明るくなってきている。水平線の近くに雲があるが、日の出は見れそうだ。キャンプ場と海岸の崖を隔てているフェンスのところまで行って、太陽を待つ。風があって、かなり、寒い。ジャケットを着ていて、丁度、いいくらいだ。
が、なかなか、太陽が出て来ない。夕陽はすぐ落ちるのになぁ。周りにも、ぼちぼちと人がいる。みんな、日の出が目当てだ。
ようやく、太陽が顔を見せた。雲がかかっているが、十分、よく見える。いやー、朝日というのは希望だよなぁ。いいなぁ。でも、そんなことを思うなんて、俺も年くったなぁ...
それにしても、赤い。太陽光線が地球の大気を横切る距離の違いで、昼間の青と朝夕の赤の違いがでるそうだが、信じられん。太陽と地球の距離を考えれば、大気を横切る距離なんて誤差みたいなものだと思うが、それで、これだけ、ダイナミックな違いがあるんだもんな。不思議だ。海の上を、時々、鳥が飛んでいく。
十分、朝日を満喫した後、テントに戻り、撤収開始。テントは夜露が降りていないので、スムース。それにしても、ここは、ゴミ袋が分別のために5種類もある。ゴミそのものよりも、ゴミ袋の方がかさ張ってゴミになっているのだが、尾岱沼青少年旅行村でも思ったように、分別も行き過ぎると、返って、効率が悪い気がするがどうなんだろう。
撤収の最中、時々、電車がカタカタいう音が聞こえるが、そういえば、夕べも聞いたような気がする。
頭上には、青空が広がっている。さて、今日は、どこに行こうか。といっても、今夜は用事があるので、のんびりとはしていられない。大雑把なルートとしては、昨日の逆というのは面白くないので、東北道経由で帰りたい。で、地図を眺めていて、白河の関を発見。昨日、勿来の関に寄ったので、今日は、白河に行ってみよう。ということは、ここから、少し、北に進んで、それから西に向かい、白河の関に寄った後、東北道に入るのがよさそう。
天神岬スポーツ公園キャンプ場からの朝日
朝日です
変電所
田園風景の中に鉄の塊が

地元産物販売所のキノコ
地元産物販売所のキノコ

結局、キャンプ場を、出発したのは、8時頃。国道6号線で北上するのもつまらないので、並行している道路を走ろう。が、とりあえず、一度、国道に出たいと思い、適当に、向かっていると、橋で国道の上を渡ってしまった。でも、方角的には、このまま走っても、目的の道には出れそうなので、走り続ける。が、段々、方角が怪しくなってきた。そろそろ、一度、戻ったほうがいいかなと思い始めた辺りで、標識があり、それによると、今、走っているのは、35号線。で、路肩にオートバイを停め、地図を確認すると、これが、目的の道だった。
この道路は、なかなか、快適で、交通量も少ない。青空の下、朝のひんやりとした空気を感じながら走る。
しばらく走っていると、左側に異様な人工物を発見。すっかり黄金色になった、のどかな田んぼの景色の向こうに、鉄骨の塊が聳えている。変電所のようだが、どうしてこんな所にと思えるほど、違和感がある。
変電所の少し先で交差点を曲がり、進路を西に変える。この道路は、地図の感じからして、山を越える1.5車線のくにゃくにゃ道だろうなと思っていたのだが、2車線の立派な道路。少し高度を上げ始めると、右側に、大きなハゲ山が見えてきた。採石現場なのか、山が丸ごと削られている感じ。相当な規模だ。と、その先には、今度は、左側に、建設中のダムがあった。コンクリートの巨大な壁が立っている。キャンプ場近くの楢葉の街には団地もあって、意外と大きいなと思ったが、さっきの変電所や採石場、このダムと、仕事が多いからなのかもしれない。
道路は、その後、時々、1.5車線になるが、それも一部で、あとは、立派な2車線道路。道端にたくさん落ちている栗のいがを踏まないようにコーナーをクリアしていく。気温表示板には17度とあり、少し、寒い感じだ。それにしても、結構な山奥を走っているのだが、所々に、民家があるのが、ちょっと、びっくり。冬は冷え込んで、雪も降るのだろうなぁ。坂も多いので、道路が凍ると、大変そう。
道の両側が開けてきて、一山越えたと思い始めた頃、道路脇に地元産物の販売所らしき店を発見。ちょっと、まだ、時間が早そうだけど、オートバイを駐車場に入れる。
販売所の方へ歩き出すと、地元らしき人が話しかけてきて、レースを見に来たのかというようなことを聞かれる。何のこっちゃと思いながら話を聞いていると、今日、近辺で、オートバイのレースがあるらしい。こんな山奥だとすると、モトクロスかエンデューロかなと思いつつ、場所を聞いてみると、このまま、進めば分かるとのこと。後で、ちょっと、のぞいてみようかな。
店に行くと、おじさん・おばさんが、朝の準備で忙しそうに働いている。置いてあるものを見ると、あった、あった。そう、この季節といえば、キノコ。しかも、たくさんある。が、自分は、ナメコくらいしか分からないので、他のものの名前を聞いてみると、イッポンシメジ、ハタケシメジ、サクラシメジ等、シメジらしい。どう違うのか聞いてみると、生え方の違いを説明してくれる。でも、自分は、生え方よりも、味の違いを知りたいのですよ...。その後の話によると、どうも、味はそれ程違わないようなので、大きくて見栄えのするイッポンシメジを購入。あと、ナメコもね。
奥では、囲炉裏で岩魚らしき魚を焼いている。これが、うまそう。でも、焼き始めたばかりで、食べられるまでは、まだ、相当、時間がかかりそう。なので、サービスの井戸水を一杯もらって出発。まろやかで、おいしかった。
国道399号線に合流すると、この辺りは、河内村の中心部らしく、ちょっとした街になっている。沿道には、時々、イワナ丼の看板があるが、こんな朝早くに店が開いているわけもなく、そのまま、通り過ぎる。ツーリングマップルにも、イワナ丼のことが書いてあった。今朝は、パンを1個齧っただけなので、腹が空いているんだよなぁ。
先ほどと同じ番号の道路との分岐に来た。次は、この道路の先の平伏沼に行ってみたい。ツーリングマップルには、モリアオガエルの繁殖地とあった。この時期に行って、何があるのか知らないが、なんとなく、ピンときたのだ。でも、このまま、曲がってしまうと、レースを見ることはできなさそうだ。まぁ、でも、今日は時間の余裕がないので、どちらにしろ、レースをゆっくり見ることはできない。このまま、平伏沼に向かおう。
少し走ると、平伏沼に向かう道を発見。標識が小さくて、通り過ぎてしまったので、Uターンをして、逆方向から来ると、目立つ看板があった。それによると、沼までの距離は7Km以上ある。うーん、意外と遠い。
沼へ向かう道は、1車線の狭い道路。枯れ枝や岩がぼろぼろ落ちていて走り辛い。おまけに、所々、穴も開いていて、ダートを走っているみたいだ。スピードが上がらないので、遠く感じる。全く、車とすれ違わないが、道路脇には、時々、作業用の軽トラックが停まっているので、人は入っているようだ。
まだかなと思いつつ、標識に沿って道を曲がると、ダートになっている。昨年の北海道ツーリングで倒してから、ダートを走るのが億劫なんだよなぁ。もう、距離的にはすぐの筈なので、オートバイを停めて歩いてみよう。
道端には、いろいろな花が咲いているて、リンドウもある。コオロギがコロコロ鳴いているが、もう、数も少なく、寂しげだ。
オートバイを停めたところから、2,300mくらいのところで、沼へ向かう歩道の入口があった。歩道に入ると、少し登り坂になっている。歩道には、栗のいがやどんぐり、赤い実が、たくさん、落ちている。
さて、沼に到着。歩道の距離は大したことはない。が、沼は、想像以上に小さい。水深も浅そうで、水面には、落ち葉がたくさん浮いている。本当に、普通の沼という感じだ。水に近づくと、水中で、何かがさっと逃げていくように見えたが、よく見ると、アメンボ。他に、生き物の気配は、あまり、感じられない。もちろん、モリアオガエルも何処にいるのやらという感じ。沼は一周できるので歩いてみるが、それも、あっという間に終わってしまう。途中、石碑があって、草野心平という文字があった。帰ってから調べてみると、詩人で、宮沢賢治を発見した一人だったらしい。知らなかった。いわき市生まれで、実際に、ここに来たことを記念して碑が作られたようだ。
しかし、それにしても、手持ち無沙汰。本当に、ごく普通の沼なのだ。が、このまま、帰るのも勿体ないので、しばらく、沼をぼんやりと眺める。自分の他には、誰もいない。沼の周りは森になっているのだが、まだ、紅葉には早いようだ。今日は、少し、風が強いので、時折、森の上方で、ざわざわと葉ずれの音がする。そして、枯れ葉が、はらはらと落ち、水面にふわりと着水する。トンボが飛んできて、尻を水につけていく。心が無になっていくような感じ...
帰り道では、1台だけ、乗用車とすれ違った。ドライバーの顔が、この先どうなっているのだろうと不安そうに見えるのが笑える。
再び、大きな道路に戻り、快調に走る。この道も、かなり、整備されている。しばらくして、三叉路に出た。が、標識にある地名が、想定と違う。地図を見ると、どうも、道を間違えて、本当は西に向かう筈が、南に来てしまったようだ。そういえば、途中、分岐があったような気がするな。仕方がない、この道路を西へ向かおう。
走っている磐城街道は、磐越東線と並行しているのだが、絡み合いながら走っているので踏切が多い。
かなり走った辺りで、杉の大木の名所の標識を見かけた。諏訪神社というところにあるらしい。通り過ぎる時に、それらしき方向を、ちらりと、脇目で見ると、巨木が2本立っていた。停まればよかったかな。
予定では、もう、県道に道を変えている筈なのだが、また、見逃したらしく、小さな街に入った。道路脇には、小野小町生誕の地のような碑がある。あれっ?小野小町は、今の秋田県の出身ではなかったか。帰ってから、Wikipediaの小野小町の項を見ると、秋田県が有力ではあるが、確定してるわけではないとのこと。で、ここ小野町という説もあるらしい。
ちょっと、遠回りになったが、ここから先は国道に入り、白河に向かう。が、国道は最短路ではないようなので、県道をつなぐつもりだ。
国道に向かっていると、途中、ヨーロッパの城のような異様な建物を発見。見ると、「リカちゃんキャッスル」というらしい。なんで、こんなところに、こんなものがあるんだ?
その後は、順調に、距離を稼ぐ。で、県道の途中に、「蔵・La」という、ちょっと、洒落た感じの標識があった。ここまでにも、幾つか見掛けていたのだが、どうも、日本酒の蔵の関連施設らしく、気になっていた。ここからは、進行方向とは違うが、せっかくなので、寄ってみよう。
道端の野花
道端の野花。この花は、1年前にも、飛の崩キャンプ場で見た

平伏沼
平伏沼。水面に浮いているのは枯れ葉

平伏沼の碑
平伏沼の碑

蔵・Laの母屋
左の玄関の軒下に、杉玉が吊るされている

仕込み水
仕込み水。とても、きれい

小さな交差点を曲がって、少し走ると、それらしきところに到着。時間は、まだ、11時頃なのだが、駐車場には、1台、車が停まっている。
目の前には、赤い屋根の巨大な民家が建っている。そちらの方へ歩くと、軒先には、杉球が吊るされていた。民家の前を通り、蔵らしき建物に入る。最初に、直売所があり、その先には、幾つかテーブルが置いてある。レストランになっているようだが、そのテーブルがある空間が、蔵そのものになっている。おばさんがいるので聞いてみると、見学ができるとのことなので、奥に歩いていく。ちょっと暗いなと思っていると、明かりを点けてくれた。醸造ではお馴染みの器具が幾つか置いてあるが、中に、仕込み水を引いてきた井戸があって、この水がとてもきれい。のんでみたいが、そういうものではないらしい。
テーブルを挟んで反対側に行くと、こちらには、貯蔵用のタンクが並んでいた。
直売所に戻り、置いてある酒を見ると、古酒がある。聞いて見ると、10年もので\1,500とのこと。思わず、安いですねと言うと、「皆さんそう仰ります。本醸造だから安くできるのです」というような返事。それにしても、10年寝かせて、この値段は安い。一本買って行くことにする。酒まんじゅうもあったので、ついでに、1個買うと、甘いものがお好きなんですかというようなことを聞かれる。そういうわけではなくて、お腹が空いているのでと答えると、「食事ができますよ。ただし、蔵の中の席は、これから団体が入るので、母屋の方の席でよければ」とのこと。まだ、時間が早いので、食べられないだろうなと思っていたのだが、この辺りは、自然が豊かで、食べ物がおいしそう。是非、寄っていこう。
先程、前を通った民家の座敷に上がると、先客がいる。駐車場に停まっていた車の人達だろうか。メニューを見て、店のおばさんに、ひつまぶしをお願いする。水は、仕込みに使っているものとのことで、やわらかくておいしい。が、少しすると、先程のおばさんが来て、団体の準備があるので、30分くらいかかってしまうがいいかと尋ねてくる。普段ならば、全然、問題ないのだが、今日は早めに帰りたい。でも、既に、時間が押し気味。うーん、どうしようかな。迷ったが、この辺りの道は不案内なので、席を立つことにする。残念だけど、仕込み水が飲めただけでもよかった。おばさんが、ひたすら、恐縮しているので、こちらの方が悪いような気がしてくる。駐車場に戻り、酒まんじゅうを食べて、出発。
元の道に戻り、先に進むと、周りの田んぼは、半分は刈り取りが終わり、半分はこれから収穫という感じだ。それにしても、天気がいいせいなのか、周辺が広々しているせいなのか、収穫で人出が多いせいなのか、子供を見かけるせいなのか、この辺りの農村は明るい感じがする。
その後、県道や国道を駆使して、道を間違って、Uターンをしたりしながら、白河の関跡に到着。県道は、標識が少ないので、ちょっと、くたびれた。途中、猫啼温泉という変わった名前の温泉もあったな。
関跡の駐車場には、オートバイが停まっている。そういえば、今日は、ここまで、ほとんど、オートバイを見掛けなかった。
関の正面らしき所に行き、案内板を見ると、目の前の小山に、句碑やいろいろな跡が残っているらしい。まづは階段を登り、白河神社に行くと、結構、人がいる。神社はこじんまりとしていて、すぐ近くには、白河関を題材にとった有名な平兼盛、能因法師、梶原景季の句碑が立っている。能因法師の「都をば 霞とともに立ちしかど 秋風ぞふく白河の関」は有名だよな。
横に少し歩くと、今度は、関の遺構があって、案内の看板によると、目の前の窪んだ部分が堀の跡らしい。でも、素人には、ただのへこみにしか見えん。今度は、少し下ると、芭蕉の句碑があって、もう一段下ると、従二位の杉や旗立の桜、幌掛の楓等、とにかく、古跡が多い。中でも、従二位の杉は、もの凄い枝振りをしている。
近くに、「古関蹟」という碑もある。関の位置は長い間不明で、この碑は、白河藩主松平定信が考証によりここを白河関跡と断定して、1800年に立てられたとのこと。ということは、芭蕉が来た頃は、関の場所は分かっていなかったということか。
おくのほそ道」(堀切実、NHKライブラリー)に、白河の関の章段について、こうある。
「ここでは現実に通り過ぎる"実"の景観と西行や能因の古歌に導かれた"虚"の世界とが二重映しになっているのであります。いや、むしろ芭蕉の古典の世界への強烈な憧れは、現実の景観を超えて、イメージの景観の方へ集中していっているとさえ思われます。」
芭蕉にとって、白河の関の正確な景観は、あまり重要ではなかったのだろう。
さて、時間は、12時半過ぎ。そろそろ、帰らねば。最後に、途中、道順の案内があった遊行柳に寄っていこう。一度、行ったことがあるような気もするが、まぁ、いいや。
細い道を少し走ると、国道に出た。が、案内がない。遊行柳は、ツーリングマップルにも出ていないので、どちらに行っていいか分からない。でも、奥の細道の順序からすると、南の方角かなと思い、そちらの方へ曲がる。しばらくすると、案内の標識があった。正解。
そろそろかなという辺りに来ると、景色に見覚えがある。やっぱり、来たことがあるけど、いつだったのかなぁ。 鹿角平観光牧場キャンプ場の帰りだったかなぁ。
国道を曲がり、農道のような細い道に入りオートバイを停める。遊行柳が田んぼ中に立っている景色は変わっていない。柳の方に歩いて行くと、老夫婦の先客がいる。
ここも、奥の細道にあるところなのだが、その背景には、能の謡曲「遊行柳」がある。「おくのほそ道」には、その概要が次のように書かれている。
「諸国遊歴の遊行上人が、白河の関の近くにやってくると、一人の老翁が現れて、古い塚のところにある古びて朽ちた柳の木を見せます。上人がそのいわれを尋ねると、「昔西行法師がここに休んで<道のべに清水流るる柳陰しばしとてこそ立ちどまりつれ>...と詠んだ名木である」と答え、老翁は消えてしまいます。その夜、上人がそこで念仏を唱えて夢心地でいると、柳の精が烏帽子に狩衣の白髪の老人として現れ、上人の念仏のお蔭で、非情な草木ではあるが、成仏できそうだと喜び、お礼の舞いをみせたとみるうちに、夜が明けて消え失せてしまい、もとの柳の木だけが残りました...」
ここでも、芭蕉は、白河の関と同様、日本の文学史を通じて積み上げられてきた歌枕にまつわるイメージを現実に重ねることにより章段を構成している。特に、現代から見ると、日本を代表する旅人である西行、一遍(謡曲「遊行柳」の遊行上人は一遍ではないようだけど、遊行上人と言えば、一遍がイメージされる)、芭蕉が関わっているのだから思いはひとしおというところか。まぁ、歌枕というものも、本を正せば、京都の狭い盆地の中に閉じこもって生活をしていた貴族の甘ったるい空想の産物と思うと、情けない気がするが、日本人に生まれた自分は、感慨を感じてしまうなぁ。
が、実は、そういうことよりも気になっているのは、先客の老夫婦。旦那の方は、何やら、熱心にメモを取っている一方で、奥さんは、旦那のことを気にしているのかいないのか、それとなく、あちこちを見て回っている。自分がいる間、2人は、全く、言葉を交わさない。それでも、なんとなく、2人の間は通じ合っているような気がする。夫婦って、何十年も一緒に過ごすと、こんな雰囲気を感じさせるようになるのだろうか。
柳が風にざわざわと揺れている。風が強いので、ちょっと、うるさいくらいだ。
白河の関跡
白河の関跡

従二位の杉
従二位の杉。もの凄い枝振り。推定樹齢約800年!

BMW R1150GSと遊行柳
遊行柳

買ってきたキノコ
買ってきたキノコ

若清水酒造の古酒「ひらた」
若清水酒造の古酒「ひらた」

帰りは、那須インターから東北道に入る。途中の国道4号線では、札幌ナンバーのオートバイが、東京方面へ向かっていたけど、札幌からツーリングに来たのだろうか。
その後、上河内サービスエリアで、遅い昼ご飯を済ませ、駐車場に着いたのは、4時過ぎ。無事、間に合いました。それにしても、結局、700Km以上走ってしまった。今回は、500Kmくらいに収めたかったな。

翌日は祭日だったので、昼ご飯に、買ってきたキノコを料理。キノコのクリームソース・パスタにしたのだが、キノコを下ごしらえしている嫁さんがキャーキャー騒いでいる。行ってみると、キノコの茎の中に、5mm程の小さな虫がたくさんいた。そういえば、野生のキノコは虫がいるので、塩水に浸けるんだった。が、面倒くさいので、虫が少なさそうなのを見繕って、おいしく頂きました。
夜は、キノコ鍋なので、残りを塩水に浸けておく。しばらくして覗くと、うげっ、虫がたくさん出てきている。うーん、パスタに使ったのにも、たくさんいたに違いない...。でも、野生のはこういうものなんだよな。
夜の鍋も、イッポンシメジは、微かに辛いような苦みがあるけど、土の香りがして、おいしく頂きました。
買ってきた日本酒の方は、古酒の割には、古酒独特の紹興酒のような香りがあまりせず、のみ易い。ホームページを見ると、「蔵・La」を運営しているのは、若清水酒造という蔵で、年間300石しか製造していないとのこと。これだと、東京には出回っていないだろう。

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