BMW R1150GSで行くツーリング

ホーム > ツーリング > 秋の信州

BMW R1150GSで行く秋の信州
【10月9日(月)】
当日のルート(諏訪IC〜佐久IC)
(最新のブラウザでない場合、
正常に動作しないことがあります)
早朝の真っ青な空に、白い月が浮かんでいる。東京は、3日前の台風のような嵐の後、きれいな青空の天気が続いている。
今日は、日帰りで、信州に向かう予定。ビーナスラインからの景色が素晴らしい筈だ。
駐車場を、6時半頃に出発すると、今日は、3連休の最終日なので、道路はそれ程混んでいない。環七も順調だ。途中、入り方を間違えて、調布インターから中央道に入った。空気がひんやりしている。寒い程ではないが、夏とは全く違う空気だ。
中央道も渋滞はなく、順調に進む。
が、笹子トンネルを抜け、甲府盆地に出たところで、突然、気がついた。オイルを入れて来るのを忘れた...。今乗っているこのオートバイは、走行と共に、エンジンオイルがかなり減るのだ。前回、近所を走った時点で、既に、オイルが少なかったので、やばいかも。
最寄りのパーキングエリアに入り、オイルの点検窓を見ると、オイルが見えない。下限以下だった...。
まぁ、甲府市内がすぐなので、どうにかなるでしょ。本当は、BMWの純正オイルがいいのだが、甲府にディーラーがあるかどうか分からない。一般の店には、まず、純正オイルは売っていない。ただ、このオートバイで、BMWではなく、ホンダの純正オイルを使っている人もいるようだし、また、少量ならば他のオイルを継ぎ足しても問題ないと聞いたこともあるので、BMW製が無ければ、ホンダの純正オイルを探そう。
早朝の青空に浮かぶ月
早朝の青空に浮かぶ月
BMW R1150GSと甲府市内からの南アルプス
甲府市内からの南アルプス

八ヶ岳
八ヶ岳

太陽に光る八ヶ岳パーキングエリアのススキ
八ヶ岳パーキングエリアのススキ。太陽に光っている

高速道路を降りて、市内を適当に走る。今日は、地図も忘れてしまっているので、勘で走るしかない。ったく...
が、国道沿いに、レッドバロンを発見。なんだか、今年の春の東北ツーリングのような展開だが、オイルがあるかどうか聞いてみると、BMWもホンダも純正は置いていないとのこと。ただ、近くにあるオートバイの用品店を教えてもらった。
用品店に行ってみると、開店は10時半とあった。まだ、1時間くらいある。どこかで時間を潰さねばと思い、市内を走っていると、本屋の看板があったので、向かってみる。
駐車場に入り、オートバイを停める。店は開いているようだ。周りを見上げると、きれいな青空を背景に、南アルプスや富士山がくっきり見える。今日は、本当にいい天気だ。
店内に入ると、なんだか、変な感じ。見回すと、どうも、普通の本屋ではない。本より、おもちゃや、DVDの方がたくさん置いてある。しかも、DVDは、エロ系が、なんだか、すごい充実している...
それはそれでいいんだけど、わざわざ、ここで眺めるようなものでもないので、店を出た。すると、目の前にインターネット喫茶がある。甲府のディーラーをネットで探そうと思い、中に入ってみる。
が、実は、この手の店は初めて。なので、システムがよく分からないのだが、最初に、会員証を作らないといけないらしい。どう考えたって、わざわざ、東京から甲府まで、ネットを使いに来ることなんか、もうないと思うのだが、アルバイトのお姉さんが事務的に手続きを進めるので、言われるままに、住所や名前を用紙に書く。えっ、免許証まで要るの?個人情報が...
次は、座席選び。マッサージ器があるところとか、靴が脱げるところとか、禁煙とかあるらしい。が、今日は、癒されちゃっても仕方ないので、とりあえず、禁煙のところをお願いする。
店内は奥に進むと薄暗い。座席は高いパーティションに囲まれていて、ちょっとした個室感覚。イスに座ると目の前にはPCのモニタとテレビがある。暗闇の中で、イスにそっくりかえっていると、なんだか、いけないところに来たような気がしてきたぞ。
が、今日は、そういう店に来たのではないので、PCのスイッチを入れて、甲府のディーラーを探す。市内にあるようだが、月曜日が定休日になっている。今日は祭日なので、もしかしたらと期待したが、電話をしても誰も出ない。まぁ仕方ない。ホンダのオイルで我慢しよう。
まだ、時間があるので、適当にネットを眺めていると、後ろで掃除をしているアルバイトのお姉さんが、こっちを覗き込んでいるような気がする。そうだよなぁ、こんな天気のいい3連休の午前中に、中年のおっさんが来るのは、いかにも、怪しいもん。犯罪者か何かとでも思っているのか。
それにしても、料金体系には3時間コースとか6時間コースとかがあったが、こういうところで、一日中、ネットをしていると、現実感がなくなるんだろうなぁ。いろいろと妄想が膨らんで、犯罪とか起こす人もいそうな気がする。
さて、時間が来たので、用品店に向かう。
ホンダの4スト用純正オイルは、昔と違い、種類が増えていたので、BMW純正と同じ鉱物系で一番グレードが高いものを購入。店を出て、100〜200ml程、追加する。500mlは入る筈だが、あまり混ぜない方がいいだろう。これでも、今日は、持つはずだ。
さて、気を取り直して、中央道に戻る。途中の八ヶ岳パーキングエリアでは、八ヶ岳がきれいに見えた。山の上の部分は赤茶けて見えるが、紅葉なのだろうか。
地上に目を向けると、ススキが太陽に光っている。秋だなぁ。
諏訪インターを降りると、茅野駅経由でビーナスラインに向かう。茅野駅は、嫁さんへのおみやげのそばドラ・ブルーベリーを買うために寄った。
茅野の市内を抜けて、まづは、白樺湖へ。道は、高度をぐいぐいと上げるが、紅葉は、遠くに見える山の一部が赤くなっている程度で、まだ早いようだ。
白樺湖は通過して、ビーナスラインに入る。左手に富士山が見えたので、適当な所で、オートバイを停めた。青空の下に雄大な景色が広がっている。富士山が、八ヶ岳の肩に青いシルエットを写している。ビーナスラインから富士山を見るのは、初めてのような気がする。反対側に目をやると、道路脇の斜面にはススキがが生えていて、その背後には、またもや、青空が。先日の嵐のせいか、今日の空は、本当に青い。北海道のようだ。車の流れが途切れると、虫の鳴く音が聞こえる。秋ですなぁ。
さて、出発。空気は爽やかで、気温も心地いい。今日は、本当に、オートバイ日和だ。快適に、コーナーをクリアして行く。
途中の八ツ島湿原は、この時期は、花は咲いていないと思ったので、そのまま通り過ぎる。しばらくすると、右側の景色が開けてきた。今度は、上田側の景色だ。いやー、本当に、この道は、何度走っても気持ちがいいね。
所々、下界に通じる分岐が現れるが、今日は、3連休の割には、車がそれ程多くないので、美ヶ原まで行ってしまおう。
タイトなコーナーをひとつづつこなして、高度を上げると、頂上に近づいてきた。道路脇のちょっと高さがある所まで道がついているので、そこに入って、オートバイを停める。遠くに、冠雪した北アルプスが浮かんでいる。青空に映えて、とても、美しい。あー、来て、よかった。
周りには、つばめがたくさん飛んでいる。まだ、日本にいるんだな。
しばらく景色を眺めた後、出発。このままビーナスラインを下って、上田経由で帰ろう。
が、しばらく進んで思い直した。今日は、早めに家に帰りたいので、Uターンをして、来た道を戻ることにする。
せっかくなので、美ヶ原高原美術館の駐車場にも寄った。ちょうど、2時に着いたので、アモーレの鐘の音が鳴り渡っている。子供の頃、朝の10時になると、フジテレビで、ここのコマーシャルをやっていたが、今もやっているのかしら。
ここでは、北アルプスだけではなく、東側の浅間山や荒船山も見えた。こんなにいろいろな方向の山が見えたのは初めてだ。
トイレを済ませた後、今度こそ、出発。道を下り、途中の分岐で左折をして、国道142号線に向かう。帰りは、佐久の辺りから上信越道に乗るつもりだ。
八ヶ岳の肩越しに見える富士山
八ヶ岳の肩越しに富士山が見えた

ビーナスラインからの青空
ビーナスラインからの青空

浅間山
浅間山
北アルプス
北アルプス
(クリックすると大きな画像が開きます)
和田宿本陣
和田宿本陣

和田宿本陣向かいの建物
和田宿本陣向かいの建物

国道に出る直前の辺りに、古い立派な建物があった。以前、通った時にも気になったので、Uターンをして、オートバイを停める。近づくと、和田宿本陣とある。この辺りは、旧中山道の和田宿に当り、その本陣を復元したものだった。ビーナスラインは和田峠を通っているが、ここ和田宿からその和田峠を通って、諏訪に抜ける道が旧中山道であり、当時は難所だったようだ。確かに、ビーナスラインの高度まで歩いて上がるのは大変そうだ。
ついでなので、周辺をぶらぶらする。いかにも、のどかな田舎の村といった感じで、ゆるゆると時間が流れているような気がする。道の端々には、コスモスが咲いていた。射す日は、低く、暖かい。影も長い。秋だなぁ。
本陣からは、国道に並行している裏道を走る。沿道の建物の雰囲気から、この道が旧中山道のようだ。なかなか、雰囲気がいい。ちょっと、得した気分。ゆっくり走る。
道路沿いに、黒曜石石器資料館という施設があった。 自宅に帰ってからネットで調べてみると、和田峠は、黒曜石の有力な産地だったとのことだ。黒曜石とは、旧石器・縄文時代遺跡を中心に、石器の材料として多用されたもので、和田峠産も含めた信州系の黒曜石は、半径150Kmの範囲に流通していたとある(黒曜石研究の動向)。150Kmというと、東方面は、埼玉や東京までを含むが、当時は、どのような交易が行われていたのだろう。商人に相当する仕事があったのだろうか。
そういえば、和田峠には「黒曜の水」という湧き水があるが、これから名前を取っているんだね。
道路脇の田んぼには、稲がたわわに稔っていた。収穫の秋。田んぼ一面が、黄金色だ。
佐久へ向かう国道142号線に出ると、意外に、トラックが多い。関越道沿いのエリアから、松本方面へ抜けるのにちょうどいい道なのか。
途中の農産物販売所に寄ってみる。キノコがあれば買って帰ろうと思っていたのだが、めぼしいものがない。まだ、早いのかもしれない。
佐久のインターに近づいてくると、渋滞がひどい。周りには様々なチェーン店が立ち並んでいるので、日曜日の夕方の買出しの車だろうか。イライラしつつも、渋滞をこなして、佐久インターから上信越道に乗る。
帰りの高速道路は事故渋滞が多かったが、無事、7時過ぎに、駐車場に到着。
今日は、本当に、青空がきれいでした。
道端のコスモス
道端のコスモス
旧中山道沿いの田んぼ
旧中山道沿いの田んぼ
ツーリング | キャンプ場ガイド | BMW R1150GS | 本棚 | その他旅行記 | 過去の雑記 | リンク
(c) Copyright teruyuki 2005-