BMW R1150GSで行くツーリング

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BMW R1150GSで行く2006北海道キャンプツーリング
【8月20日(日)】
当日のルート
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いたたた、腰が痛い。昨日、オートバイを起こしたせいか。今年に入ってから、腰痛が多く、今回も、念のため、直前に、病院に行っておいた。まぁ、今日だけならば、大丈夫だと思うが、これ以上、長いツーリングだと、ちょっと、やばかったかも。これまでのような勢いだけではダメで、自分で体をコントロールしないと、ロング・ツーリングもままならない年齢になったということか。
炊事場で顔を洗っていると、原付に荷物を積んでいる女の子がいる。少し、話をすると、なんと、小笠原から来たとのこと。大洗から北海道より、小笠原から東京の方が遠いと言っていた。そうだろうなぁ、ハハハ。なんか、笑ってしまう。あと、2,3日、北海道を回るとのことだった。
こちらは、今日は最終日。ホクレンの旗を立てて走ろう。オートバイを見回すと、大分、汚なくなってきた。少し、拭いてやる。特に、昨日の道東方面では虫が多かったので、死骸がすごい。
改めて、クッチャロ湖を眺める。雄大な景色だと思う。 空も湖も、お互いを映して青く輝いている。北海道は、光がいい。色ではない。光が、北海道らしい景観を作り出している。ここの湖畔には、オホーツク人の遺跡が多いらしいが、彼らは、どういう思いで、この景色を眺めていたのだろうか。
さて、8時を過ぎた。名残惜しいが、出発。ありがとう、北海道。
BMW R1150GSと朝のクッチャロ湖
朝のクッチャロ湖。旗を立てる
BMW R1150GSと智恵文のひまわり畑
智恵文のひまわり畑。この畑のひまわりは終わりかけている
今日は、夕方の4時頃に苫小牧に着きたい。なので、ひたすら、南下になる。
途中、おととい、釣りをした場所に寄ったが、何も釣れなかった。川の濁りは取れていたが、時間が遅かったか。どうも、片手間ではダメなようだ。次回は、もっと、真面目にやろう。しゅん。
美深の市街では、井上食堂の前にオートバイが停まっている。こんな早い時間からやっているのだろうか。
智恵文の辺りに来ると、ひまわり畑の看板があった。この辺りには、7月しか来たことがないので、咲いているのを見たことがない。いつも、緑色のひまわり畑だった。なので、ちょっと、寄ってみる。
行くと、ひまわりは、畑に依って、咲いていたり、終わっていたりしている。が、腰が痛くて歩き回りたくないので、道路沿いの畑はもう終わりかけていたが、オートバイを停めて、写真を撮っていいにした。
さらに、南下を続けると、少しづつ、車が増えてくる。都会に向かっている感じがする。
和寒の手前辺りで、パトカーが前方を走っていた。後に付いて走っていると、観光施設のようなものに入って行く。で、そのまま走っていると、いつの間にか、後ろに来ているではないか。嫌だなぁと思いながら、法定速度+10Km程で走る。さすがに、きっちり、法定速度でなくてもいいだろう。かえって危ない気がする。自分が後ろを走っていた時には、パトカーは、もっとスピードを出していたし。
と思っていたら、近づいてきて、スピーカーで、「ソクドヲマモッテクダサーイ。セイゲンソクドガワカッテマスカー」とがなり立ててきた。さっきは、自分だって、もっと、スピード出してたじゃん。北海道を制限速度で走るなんて自殺行為だよと思いながらも、言われたように走る。ふん。
昼には少し早いが、和寒の大勝食堂に行ってみよう。2年前に行き損ねた店だ。ただ、今日は、日曜日なので、休みかもしれない。
和寒の駅を過ぎた辺りの交差点で、大勝食堂の看板を発見。左折すると、すぐのところに店はあった。が、建物は、道路から少し奥まったところにあり、目立つ看板もないので、通り過ぎてしまいそうだった。
今日は、開いているようだ。
店に入ると、家族連れの客が一組いる。メニューは、ラーメンとご飯の大中小のみ。店のおばちゃんに、ラーメンとご飯の中サイズを注文する。待っている間、店内を見回すと、定休日は月曜日と書いてあった。よかった。
そろそろかなと思っていると、ご飯が、どんぶりに山盛りできた。これ、普通、大だよ...。食べきれるかなぁ。
その後、ラーメン、登場。
スープを、一口飲むと、煮干しか鰹節か、魚の味がすごい。醤油味で、濃厚な感じがするのだが、魚がベースなので、しつこくない。おいしい。この後、客が何人か入ってきて、結構、年寄りが多いなと思ったが、それも分かる気がする。ただ、魚が嫌いな人は食べられないかもしれない。
食べている間に、家族連れが会計をする。顔見知りのようで、会話から、じいちゃん・ばあちゃんが孫と来ているらしい。夏休みで旭川から来ている孫達のようだ。
最後に、店のおばちゃんが、子供達にカステラをあげていた。自分のおばあちゃんも、こんな感じだったなぁ。
次は、親子連れが入ってきた。こちらも、顔見知りで、子供は中学生くらいだろうか。店のおばちゃんが、大きくなったねぇと頻りに感心している。自分も、子供の頃、田舎に行くと、よく、同じことを言われた。で、おばちゃんは、今度は、中学生に、ペットボトルのジュースを1本あげていた。
ちょっと、苦しくなってきたぞ。やっぱり、ご飯が多い。でも、おばちゃんの手前、残せない。ラーメンのスープで、ご飯をかき込む。
今度は、じいさんが来た。これまた、顔見知りで、今日はいいけど、ここ2,3日は暑かったねぇと話している。
なんとか、食べ終わった。はー。
会計をすると、ラーメンとご飯、合わせて\600なり。店の雰囲気も合わせて、大満足でした。
大勝食堂
大勝食堂
さて、時間は、ちょうど、昼頃。朝は、大雪山を、ぐるっと時計回りに走って苫小牧へ行こうとも考えていたが、時間的に厳しそうだ。この先の和寒インターから、高速道路に入って、札幌のバイク屋に寄っていこう。
旭川の周辺は、蒸し暑かったが、そこを過ぎると、少し、涼しくなった。所々で、トンボの大群に出会う。ぶつかるとかわいそうだし、オートバイも汚れるので、そこでは、スピードを落として走る。
札幌インターで降りて、バイク屋に向かう。札幌は蒸し暑い。そういえば、岩見沢近辺は、相変わらずの横風だった。毎回だよ。
バイク屋では、割れたウィンカーとバルブの交換をしてもらって、その後、いろいろと会話をさせて頂いた。オートバイの乗り方や、BMWのこと、ジャーナリズムのこと、北海道のこと、等々。特に、BMWの話は面白かった。
BMWのオートバイは、道を見て作られているという。例えば、GSの場合は、オフロードでの走行性はもちろんとして、今回の自分のように、倒しても、再び走ることができるように考えられている。悪路を走るのだから、倒すのは当たり前ということだ。
考えると、BMWは、道、つまり、ライディング・スタイルが、設計の際の直接のベースであって、ユーザーは、ライディング・スタイルを通して間接的に見られる対象なのかもしれない。確かに、直接、ユーザーを見ているオートバイとは性格が違う。最近のビッグスクーターがいい例だと思うが、後者は、どうも、人に媚びている感じがする。自然の中では絵にならない。
そうだとすると、自分が好きだと思うオートバイというのは、前者のような道を見て作られているものなのかもしれない。ただ、それは、BMWに限った話ではないと思う。ホンダのBAJAも、そういうオートバイだと思うし、乗ったことはないが、スズキのジェベルなんかも、いいオートバイだなと思ったことがある。
だけど、そういう価値をマーケティングするのは難しいよなぁ。見た目のスタイルや馬力のようなスペックではなく、明確には目に見えない価値なのだから、自分で走り込んでその価値を体得している人でないと、伝えることはできない思う。ユーザーの方だって、自分のライディング・スタイルを一言で言える人が、どれだけいるのか。
少なくとも、日本では、そのような価値は伝わっていない。「駆けぬける歓び」では、全然、分からん。ドイツでは、どんなマーケティングをしているのだろう。
結局、2時間程、いただろうか。もっと、話をしていたかったが、もう、やばい。ギリギリ。名残惜しいが、出発だ。
千歳空港行きのバスには、なんとか、間に合った。オートバイを預けてからは、バス停まで走る羽目になったが、バスが遅れてくれて助かった。定刻だったら、間に合わなかった。
高速道路は予想外の渋滞で、しかも、パトカーがいたので、すり抜けもできなかったのだ。苫小牧の市街にも警察がたくさんいたが、何かあったのだろうか。
空港では、おみやげを買って、地ビールを流し込んで、飛行機へ。みやげ屋には、高校野球の決勝戦が再試合になったと、あちこちに貼り紙があった。
飛行機の窓から外を眺める。今朝、クッチャロ湖にいたのが幻のようだ。神威岬なんて、本当に行ったのだろうか。
バイク屋での会話によると、北海道の紅葉はすごいらしい。朱鞠内湖なんて、あの森全体が紅葉に染まるそうだ。行ってみたいなぁ...

さて、羽田までは、1時間半。夢の中で、もう一度、走ってくるとしよう。

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