BMW R1150GSで行くツーリング

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BMW R1150GSで行く初秋の信州キャンプツーリング
【9月18日(日)】
夏に入ってから、ずっと、ハードな仕事が続いている。今週末は、土曜日から月曜日にかけての3連休。久しぶりに週末の仕事が無いので、気分転換にツーリングに行きたい。が、疲れが溜って、土曜日は動けず。残り2日で、近場でいいところはないかと考えていると、アウトライダーの7月号に載っていた写真を思い出した。長野県と群馬県の境辺りにある内山牧場キャンプ場の写真だが、高原の広大なキャンプ場の絶景だった。東京からなら、真っすぐ行けば、3〜4時間程で着くだろう。ということで、日曜日は、ゆっくり出発。
3連休の中日のせいか、関越自動車道は、それ程、混んでいない。藤岡ジャンクションで上信越自動車道に入り、下仁田インターチェンジで降りる。ここからは、国道254号線を走る。沿道は、有名な産地だけあって、こんにゃく関係の店がたくさんある。が、連休にも関わらず、道路には車も少なく、なんとなく、人の気配がしない。特に有名な観光地でもないので、まぁ、こんなものか。自分も、来たのは初めてだしね。
群馬県から長野県に入る峠は、なかなかの道だ。ぐいぐい高度を上げながら、カーブが続いていく。時々、荒船山周辺の山塊の独特な景観が視界の端に入る。この辺りは、周辺の軽井沢や蓼科といった一級の観光地に埋もれてしまっているが、こんなにいい道があるとは知らなかった。
県境の長いトンネルを抜けて、キャンプ場へ向かう道に逸れると、道路は、ほぼ一車線の狭い道だが、妙に対向車が多い。沿道にたくさん立っている看板を見ると、どうも、牧場近辺で、コスモス祭りのようなものをやっているらしい。ムムム、大丈夫か...
キャンプ場近くまで来ると、車が列を作っている。係のおじさんが駐車場への誘導をしているらしい。並んで待って、順番が回ってくると、キャンプをするならば、最初に利用料を払うために事務所に行けとのことで、そこへ向かう。駐車場は、コスモス見学の車で、かなり埋まっていた。
お金を払い、テント・サイトへ向かう。どうやら、コスモス見学とサイトは別の方角のようだ。よかった、よかった。随分前に、山口県の青海島キャンプ場で、観光客のうろうろする中でテントを張ったことがあるが、雰囲気も何もあったものではなかった。
ダートを少し走ると、展望が開けてきた。サイトらしい。と、思ったら、家族連れがたくさんいる。ボールやら何やらで遊んでいる。なんだか、遊園地のような雰囲気。来る場所を間違えたか...
気を取り直して、もう少し奥まで走ると、サイトはかなり広い。また、時間が早いためか、まだ、混んでいるという程でもないので、なんとか、静かな場所も探せそうだ。ここは、元々、牧場として使われていたようなスペースで、一面の草原になっており、サイトと車道の区別があまり明確でない。そういう意味で、車も含めてサイトへの乗り入れが自由にできる。
サイトの中心辺りでオートバイを停めて、歩いて、張る場所を探す。サイトは斜面になっている部分が多い。眺めと周囲のテントの数と斜度を計りにかけて、場所を決定。オートバイを移動して、テントを張った。
内山牧場キャンプ場でのBMW R1150GSとテント
内山牧場キャンプ場

内山牧場キャンプ場からの荒船山とBMW R1150GS
後ろに影になって見えているのが荒船山

内山牧場キャンプ場の夕空
キャンプ場の夕空

内山牧場キャンプ場の月
十五夜の月。普通のデジカメでは、どうにもなりません

さて、買い出しということで、佐久市内に向かう。県道44号線をのんびりと下る。いかにも、田舎の道路という感じで、走っていて心地いい。
佐久市内に近づくと、9月とはいえ、まだ、暑い。
市内の大きな道路に出たので、適当に曲がって、ガソリンスタンドに寄る。ガソリンを入れている間、辺りを眺めていると、ここは、ちょうど商店街の一角で、向かいの肉屋に「馬刺し」の貼り紙があった。後で、寄って見よう。
まづは、風呂を探して適当に走っていると、沿道に「一萬里温泉」の看板があった。ここから遠くないようなので、反対方向だったが、Uターンして向かう。
一萬里温泉は、温泉というよりは、ビジネスホテルの様な外観だった。入るかどうか、ちょっと迷ったが、もう、他を探すのも面倒なので、オートバイを駐車場に停める。中に入ると、やっぱり、ホテルみたい。それでも、温泉だけ入りに来ている人もいるので、浮いている感じはない。ロビーには人が多く、なんだか活気があって、サービスの人も愛想がいい。温泉も広く、ヒノキの風呂があったりして、なかなかいい印象を持ったぞ。
次は、温泉までの途中に西友を見つけておいたので、買い出しに寄る。佐久は、鯉料理で有名なので探してみたが、パックに入った、あまり、そそらないものしかなかったので、パス。あとは、いつもの通り、適当に惣菜等を買物カゴに入れる。日本酒はイマイチだったが、仕方ないので、あるものを買う。
オートバイに買ったものを積んで、次は、先程の肉屋だ。肉屋の近くに来て、セブンイレブンがあるのに気がついた。もしやと思い、駐車場にオートバイを停めて、中に入る。酒のコーナーに行くと、あった、あった。信州の色々な銘柄の地酒を、なかなか洒落た一合ビンで売っている。これなら、いろいろな銘柄を楽しめるし、なんといっても、各銘柄が、結構、いいところなのだ。昨年の ゴールデンウィークに、飯田方面になるが、同じく長野県の御座松キャンプ場に行ったときに、セブンイレブンで見つけたのを思い出したという訳だ。さっき買った酒は家に持って帰って、料理酒にすればいいや。
次に、そのまま、徒歩で肉屋に行って、馬刺しを見せてもらうと、真空パックになっていた。そのため、切ることができず、一番小さくて200g程とのこと。一人で、この量はきついなぁとも思ったが、せっかくなので買うことにした。
内山牧場キャンプ場には、5時頃に到着。日帰りの人が多いのか、少し人が減ったようだ。高原は涼しい風が吹いていて気持ちがいい。テントで一通りの段取りをした後、いつもの通り、ビールをぷしゅっ。あ〜、うまい〜。見上げると、夕焼けが、雲を茜色に染めている。空が高い。秋ですなー。
馬刺しを切って、食べてみる。それ程、脂はのっていない。どちらかというと、ヒレ肉のような感じで、少し、水っぽい。別に、まずいわけではないんだけど、特別、うまいということもないなぁ。淡々と食べていると、さすがに厭きてきたので、塩・コショウで焼いてみた。で、食べてみると、うまいっ!いいヒレ肉のステーキみたい。あっという間に、残りも食べてしまったよ。でも、馬肉を200gも食べて大丈夫かとも思った。が、結局、何ともなかったな。酒で消毒されたか。
今夜は、十五夜だ。なので、星は最初から当てにしておらず、月を眺めながら、日本酒をチビチビ進めた。これまでは、どちらかというと、月は星を邪魔する存在で、キャンプで月を眺めることはあまり無かった。が、最初から星を諦めて、月を眺めると、これがなかなかよいではないか。見ていて、厭きない。
秋の夜空の中空に、ぽっかりと、まんまるの月が照っている。月明かりで、辺りも、ほんのりと明るい。酔った頭で、ずっと、月を眺めていると、表面の模様が、何か意味があるもののようにも見えてくる。だんだん、距離感がなくなってきた。ただ、まぁ、いくら酔っていても、うさぎが餅を搗いているようには見えなかったなぁ。
草むらの中では、秋の虫が、心地よく鳴いていた。
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