BMW R1150GSで行くツーリング

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BMW R1150GSで行く初秋の東北キャンプツーリング
【9月18日(土)】
目覚ましが鳴ってる。5時にセットしたが、起きられない。止めて、もう一回布団に戻る。
それでも、6時頃になんとか起き出して、出発の準備をする。が、もう、7時過ぎ。3連休の高速道路は渋滞が激しいはずだけど、出遅れてしまったよ。今回は、東北道を使うが、渋滞情報によると、そこまでの首都高が既に混んでいるらしい。自宅から一番近い高速道路は関越道なので、入り口の練馬まで走って、そこから外環を経由して東北道に向かうことにする。で、結局、渋滞にはそれ程巻き込まれないで東北道まで来れたが、かかった時間は素直に首都高を走った方が速かったかな。
東北道は、こちらはこちらで、また渋滞だろうと思っていたが、それほどでもない。途中、10Km程の渋滞をやりすごして、栃木県のサービスエリアで休憩。さて、今回は、どこに行こうか。以前から気になっていた福島県の檜枝岐方面か三陸方面とは、ぼんやり考えていたが、どちらかは決めていない。天気予報によると、今日は晴れているが、連休後半は、天気が悪くなりそうなので、一泊二日の可能性が高い。とすると、三陸はちと遠い。でも、檜枝岐だと昼過ぎには着いてしまうなぁ。と、迷ったが、檜枝岐は、土日でも来れるので、今回は、三陸まで行ってみよう。せっかくだからね。
北上を続けると、所々、スピードが落ちる。やっぱり、連休で車が多いのだろう。東京近郊ナンバーの車が、たくさん走っている。
空は晴れて、気持ちいい。が、暑い、暑いよ。夏が戻ってきたようだ。冬用のジャケットを着てきたが、夏用で十分。もちろん、北海道行きのフェリーに乗るために、7月に仙台まで走った時ほどではないが、暑い。Tシャツ一枚で走りたいくらいだ。
三陸海岸
結局、三陸へ向かう
黄金色の稲田
黄金色の稲田

黄金色の稲田
刈られた稲が干してある。おもしろい形

暑いながらも、2時頃に、なんとか、一関のインターに到着。ここからは、太平洋に真東に進む。が、その前に、猊鼻渓に寄ってみよう。去年の夏は、東北道を挟んで反対側にある厳美渓に行ったからね。
猊鼻渓に行く前に、一関の市街を走る。一関には「ベイシー」という有名なジャズ喫茶があることを知っていて、一関という街にも興味があったのだ。ベイシーについては、例えば、斎藤純「音楽を旅する」の第3回「音の世界の巻」に記述がある。自分は、ジャズもオーディオにもあまり興味がないので、ここに書いてあることはよく理解できないが、それでも、その凄さは分かるような気がする。
が、一関は、そんな店があるとは思えないくらいに、こじんまりとした街だった。最近の地方都市でよく見かけるように、ここでも、駅近くのデパートのシャッターが閉まっている。倒産してしまったのだろうか。
市街を抜けてから猊鼻渓までは、真っ直ぐ行ってもつまらないので、裏道を選ぶ。が、工事で行き止まりになっており、辺りを適当に走っていたら、案の定、道に迷ってしまった。ま、そのうち、幹線道路に出るだろうと思いそのまま走ると、集落と集落をつなぐ山道に入った。地元の人しか使わない本当の裏道という感じ。
山道を抜けると、思いがけず、目の前に黄金色の一角が広がった。収穫直前の田んぼだ。区画によっては、刈り取られた稲が、実がついたまま干されている。「黄金の麦畑」という言葉があるが、これは、さしずめ、日本版の「黄金の稲田」。
道路脇にオートバイを停めて写真を撮っている間、地元の車は、スピードも緩めずに走って行く。近辺の人にとっては、当たり前の景色かもしれないが、言葉に例えようがない「黄色」がとても美しい。以前、新潟で、初夏の稲の緑色に圧倒されたことがあったが、今度は、黄色。これも、道に迷ったおかげかな。
その後も、気の向くままに走っていたら、一関と気仙沼を結ぶ国道284号線に出てしまった。裏道に入る前に走っていた道路なのだが、猊鼻渓の方向ではない。もう、面倒なので、気仙沼へ向かうことにする。楽しみは次回に取っておこう。と言っても、次回はいつになることやら...
途中、ビューポイントとしてツーリングマップルにもコメントがある北上川を跨ぐ橋を通過したが、鉄の塊といった体で、なんとも、頑丈そうとしか言いようがない橋だった。北上大橋という名前で、色は薄い緑なのだが、周りの景色から浮いており、無骨な塊としか見えない。北上川の流れ備えて頑丈に作ってあるのかもしれないが、もう少し、デザインをなんとかできなかったのか。
オートバイに限らず運転をしていると、道路脇の電柱の広告には意外と目が行くが、この辺りでは、広告に"SHOEI"の文字が並んでいる。ヘルメット・メーカのSHOEIか?と思いながら走っていたが、後日、調べてみると、工場が近くにあるらしい。自分のヘルメットは昭栄のものだが、ここで作られたものだったりして。
道路沿いには、ススキがたくさん出ている。ススキなんて、子供の頃は当たり前すぎて気にもとめなかったけど、空き地もろくに無い都心で生活していると、今や、とても新鮮。東北は、もう、秋だ。
一関からは1時間程だろうか、気仙沼に近づいてきた。今日は、近くの唐桑半島にあるキャンプ場に泊まるつもりだ。海の幸を仕入れに戻ってくるつもりなので、気仙沼の街は素通りして、キャンプ場に向かう。途中の県道は、道が狭く、カーブもきつくて、なかなか先に進まなかったが、無事、到着。御崎野営場では、管理人のおじいさんが、せっせと掃除をしていた。少しサイトを歩いてみたが、松の林間で、海に近い割には眺望が開けていない。その点はちょっと残念だが、それでも、とても清潔なキャンプ場だ。テントを張る前に、受付をする。管理人のおじいさんはとても親切で、いろんなことを教えてくれた。既にテントが張ってあるが、東京から来た人もいるらしい。
テントを張った後は、もう一度、気仙沼へ向かう。今度は、管理人に教えてもらった通り、国道を使った。距離的にはこちらの方が遠いが、時間的には早くて、20分程で気仙沼の街に到着。海の幸を求めて、街中をうろうろ走る。港に近い所に、観光客向けの市場のようなものがあったので寄ってみる。が、どれも、量が多くて、一人では食べきれない。それでも、初めて見るものがあって、「モカの星」というものが売っていた。近くに説明書きがあり、モカとは、サメの一種で、星とは心臓のこと。刺身で食べるらしい。こんな感じで、魚は地方色が出るので、おもしろい。例えば、伊豆では、スーパーに行くと、イルカを売っていることがよくある。
その後も、街中をうろうろしたが、結局は、普通のスーパーに行った。ここでは、地元産のカツオとカジキマグロを入手。あと、総菜のサンマの煮物とコロッケ、おでんも。ちょっと買い過ぎかなぁ。
酒屋では、運良く、日本酒の墨之江を見つけた。墨之江は好きな酒で、自宅でもちょくちょく飲んでいる。同じ宮城県産だが、石巻の酒なのでないかもと思っていたが、ラッキー。しかも、今の季節にぴったりのひやおろし。今夜は、地元三陸のカツオの刺身に墨之江。たまりませんなぁ、ふふふ。
キャンプ場に戻る途中、漁火パークという施設で風呂に入る。キャンプ場にシャワーもあるみたいだけど、疲れたので湯船に浸かりたかったのだ。で、ここの風呂だが、ちょっと変わっていて、「関係者以外立入り禁止」みたいな扉を開けて入っていく。料金も\200と妙に安いし、もともとは、関係者用か何かだったものを、一般にも公開しましたというような感じだ。それでも、少し狭くはあったけど、悪くなかったです。
風呂からあがって外に出ると、もう真っ暗。まだ、6時半頃なのだが、本当に、日が短くなった。真夏ならば、まだまだ、日がある時間帯なんだけど。
御崎野営場は、家族連れが増えていて、子供たちが大騒ぎをしている。とりあえず、ビールを開けて、ぐびり。あ〜、うまい〜。しあわせ、しあわせ。
次に、カツオの刺身に醤油をかけて、ぱくり。やっぱり、うまいな〜。自分は魚が好きなので、自宅ではいい魚を食べているつもりだけど、それでも、一味違う気がする。普通のスーパーで買った魚だけど、基本的なレベルが違うんだね。カジキマグロも、あっさりしていて、うまい。酒が進む、進む。
魚ばかりなので、口直しのつもりで買ったおでんを暖める。で、練り物を食べると、むむっ、魚の味が濃厚にする。全然、口直しにならないけど、うんまい。魚が苦手な人はきっと食べられないくらいの魚の味がするのだ。さすが、魚の街ですな。
結局、買い過ぎたと思った食料は、全部食べてしまった。日本酒も四合瓶が開いてしまったよ。ちと、飲み過ぎたけど、満足、満足。楽しい一日でした。
気仙沼の港
気仙沼の港

御崎野営場
御崎野営場。清潔な感じがするキャンプ場

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