BMW R1150GSで行くツーリング

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BMW R1150GSで行く2004北海道キャンプツーリング
【7月11日(日)】
フェリーから外を眺めると、どんより曇っている。よく見ると雨も降っているようだ。予報通りの天気なのだが、初日から雨に降られるというのも気が滅入る。まぁ、明日からは天気も回復するようなので、朝ご飯でも食べて、ルーティングを考えようか。
昨日、ジャスコで買ったパンを食べながら、ぼんやり、外を見ていると、不自然に白波が立っている所がある。じっと目を凝らして見ていると、イルカのようだ。時折、体が、波の上に出てくるのが見える。フェリーからだと、飛魚が飛んでいるのはよく見るが、イルカは初めて。得した気分だ。
苫小牧港への到着予定は10:45だが、陸地に近づくに従って携帯が使えるようになったので、天気予報を見ながら今日の行き先を考える。自分が初めて北海道に渡った93年は、携帯なんてものはなかったので、天気予報は、たまたま入った食堂のテレビか携帯ラジオくらいから入手するしかなかったが、今は、自分の好きなタイミングで確認することができる。ツーリングは天気に左右される部分が大きいので、これには重宝している。ただし、掲示板などから細々とした情報を入手することはやらない。もっと、自分の感覚を大事にしたいからね。
今回は、大雑把に、道北と道東へ行こうと考えているが、今日の天気予報によると、道北と道東が曇りで、雨はあがっていく傾向なので、どちらに行くか、着岸直前まで悩む。結局、道東は時間的に遠いことと、天候的には道北の方が雨の確率が低いようなので、道北方面と決定。今日は、基本的に、北海道の南側の天気がよくないようなので、高速道路を使って、一気に、北へ抜けることにした。
雨の中、苫小牧東インターから道央道に乗る。下船前にカッパを着たので、上着は、Tシャツ+冬用ジャケット+カッパなのだが、少し寒い。時々現れる気温表示板を見ると、10度台後半だ。昨日との気温差は15度ほどある。やっぱり、冬用のジャケットを着てきてよかった。昨日の暑さはもう忘れてしまった。
札幌を通過し、途中のサービスエリアでラーメンを食べて、深川インターで降りる。とりあえず、朱鞠内湖方面を目指し、あとは、時間次第で、宿泊地を決めるつもりだ。深川インターでは、本線から外れて料金所へ向かうアプローチ部分で、車が事故を起こしていた。一人で、勝手に、ガードレールに突っ込んだようだ。怪我はなかったみたいだが、こんなになんでもない所で事故を起こすのは恥ずかしいなぁ。
雨は札幌辺りからあがっており、行く先の空には青空も垣間見れるが、寒いので、カッパは着たままだ。途中、深川と幌加内の間に、北海道らしい、ちょっとした直線があるが、これまで、ずっと、高速道路を走ってきたので、ここら辺に来て、ようやく、北海道を走っているんだなぁと実感。
途中、幌加内の街で買出しをしようと思ったが、日曜日のせいもあって、スーパーらしき店は閉まっている。幌加内は蕎麦で有名なわりには、相変わらず小さな街だった。初めて幌加内を通ったのはいつか憶えていないが、その時も小さな街だなと感じた。その時と変わっていないような気がする。
さらに北上し、政和温泉で、とりあえず、幌加内そばを手に入れ、今夜の炭水化物は確保。さて、そろそろ、今夜のキャンプ場を決めねば。地図を眺めると、この位置から日本海側に出ることもできるが、キャンプ場に着く頃には、暗くなってしまいそうなのと、初日ということもあるので、直近の朱鞠内湖のキャンプ場へ行くことにする。ここは、7年前にも行ったことがある所だ。
朱鞠内湖畔キャンプ場は、日曜日の午後ということもあってか、テントはほとんどなかった。自分の好きな場所にテントを張ってから、買出しと風呂に行く。といっても、周辺には、そのような場所はないので、士別の街まで行くことにする。距離的には、30Km近いだろうか。関東で言えば、東京と横浜間の距離くらいあるのだが、北海道に来ると、距離感がおかしくなる。
真っ直ぐ行ってもつまらないので、士別までは道々を選ぶ。道々に入って間もなくの道路上に、トンビがいた。飛んで逃げるだろうと思って、そのまま走って行くが、なかなか動かない。あれれと思っている間に目の前まで来てしまい、慌ててブレーキをかけると、やっと飛び立ち、間一髪で衝突回避。ふー、危うくぶつかるところだった。
道々の沿線では、森から抜けると牧場と人家が現れることを繰り返す。自然と人の営みと少しの寂寥感。これぞ、北海道。身体が、どんどん、北海道に浸かっていく気がする。
士別の街でガソリンを入れている間に、最近の天候を聞いてみると、ここ数日で急に冷え込んだとのこと。風も強い。うーん、道東の方がよかったかなぁ。その後、剣淵温泉に入り、士別の大型スーパーで買出しも済ませる。空はすっかり晴れているのだが、気温が低いのでカッパを着てキャンプ場へと戻った。
朱鞠内湖畔キャンプ場は、相変わらず閑散としていて、テントは数張りしかない。夕暮れの中、総菜のコロッケを食べながら、サッポロクラシックを飲む。少々寒いが、ぐびっ。うま〜い。北海道に来たんだなぁ。ちなみに、北海道に来たら、ビールは全部、これ。コクとキレのバランスがいいのだ。たまに、クラシックを置いていない酒屋に当たると、別の店を探すくらい気に入っている。
ふと、近くでなにやら気配が、と思ったら、お約束のキタキツネ。食べ物をねだりにきたのだ。用事があって食べている場所から数メートル離れたテントに行くと、その隙に、自分が座っていた場所に来て、くんくんと食べ物を探している。だが、無視をして、そのまま、飲み続ける。
それでも気にはなるので、まだいるのかなと思い、辺りを眺めると、木の根っこの周囲で何かを探している。何か見つけたのか?と思い、見ていると、がばっとそれに飛び付き、そのまま走り去った。何だ?何だ?気になったので、キツネの後を追いかけると、口にネズミのようなモグラのような小動物をくわえている。やればできるじゃん!!人間にねだるんじゃなくて、自分で探せよーと思いながら、追い立ててやった。
暗くなると、空は雲が出てきてしまったが、所々の切れ間に星が見える。それ程ではないが、それでも、天の川はくっきりと見ることができる。7年前も曇っていて、それ程の星空ではなかったが、今日と比べてどうだったのだろうか。記憶は曖昧で、知る由もない。
その後、昼間入手した蕎麦を茹で、北海道で一番好きな日本酒の国稀の特別純米を燗にして飲む。が、寒くて、全然、酔っ払わん。風は弱まってきたが、気温が低い。焚火でもやろうかと思ったが、少々、疲れてもいるので、おとなしく、就寝。

今日は、ほとんど、移動だけだったので、明日からが楽しみだ。

朱鞠内湖畔キャンプ場からの朱鞠内湖
朱鞠内湖の夕暮れ

朱鞠内湖畔キャンプ場のキタキツネ
ハンティングを見せてくれたキタキツネ君

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