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2018年

12月

スピノザ『エチカ』 2018年12月 (100分 de 名著)スピノザ『エチカ』
國分功一郎
★★★★
エチカのエッセンスを抽出し、大変平易な言葉で説明。メジャーな番組で、エチカが取り上げられるというのは画期的では

図説 ブリューゲル ---風景と民衆の画家 (ふくろうの本/世界の文化)図説 ブリューゲル
岡部紘三
★★★★
ブリューゲルの生涯に沿って、作品や背景を解説。オーソドックスな作りだけど、バランスがいい

11月

放浪の聖画家ピロスマニ放浪の聖画家ピロスマニ
はらだたけひで
★★★☆☆
ピロスマニの代表作をカテゴリ毎に説明。ピロスマニへの愛は感じるけど単調で、その価値観はグローバリズムはいかん、みたいな昭和な感じ

マルセル・デュシャンとは何かマルセル・デュシャンとは何か
平芳幸浩
★★★★★
大変分かり易いデュシャン論。支離滅裂とも思える行動の関係性が見えてくる。が、何故、デュシャンが、あれ程、メタ芸術論に拘ったのかはよく分からなかった


10月

ルイ・アルチュセール――行方不明者の哲学ルイ・アルチュセール
市田良彦
★★★☆☆
極めて読みにくいのに加えて、アルチュセールの入門書でもない。スピノザを通したアルチュセールの読み直しといったところか

ミシェル・フーコー: 近代を裏から読むミシェル・フーコー
重田園江
★★★★★
「監獄の誕生」を中心に、フーコーの考えた事や考え方を大変丁寧に易しく解説。フーコーの政治活動の紹介もあり、思想の理解がさらに深まる。これは良書です


9月

スピノザ―実践の哲学スピノザ―実践の哲学
G.ドゥルーズ
★★★★★
これはいい本です。後書き・付論に訳者の愛を感じました。あと、概念集は読むのに骨が折れるけど、エチカの理解に繋がる
 

8月

ブルゴーニュ家ブルゴーニュ家
堀越孝一
★★★☆☆
ブルゴーニュ家の歴史に特化した手軽な本が少ない中、貴重な一冊。ただ、読みにくい文章なので、同時代の基本的なフランス史を知っていないと挫折すると思う
 

6月

ランボー 自画像の詩学 (岩波セミナーブックス)ランボー 自画像の詩学
中地義和
★★★★★
丁寧かつ明解な説明で、難解なランボーが理解可能になる。密度も濃くて、何度でも読み返したくなる素晴らしい一冊
世界一簡単なフランス語の本 すぐに読める、読めれば話せる、話せば解る! 世界一簡単なフランス語の本
中条省平
★★★★
学生時代以来のフランス語。当時、暗記したフレーズを思い出すのが楽しい。語学を学ぶのが楽しいと思える良い頃合いのレベル感

5月

ランボオランボオ
大島博光
★★★☆☆
マルクス主義的視点でランボーを読むというのは如何にも古い。ただ、アフリカ出発までのランボーの消息を知るには悪くはない
 
 
セーヌで生まれた印象派の名画 (小学館101ビジュアル新書)セーヌで生まれた印象派の名画
島田紀夫
★★★★
セーヌの上流から下流へ、印象派の名画を辿る。印象派では絵画のタイトルに地名が出てくるものが多いので、頭の整理のために読んだけど、目的は達成
太陽肛門太陽肛門
ジョルジュ バタイユ
★★★★☆
病んでいた時期のバタイユの難解な文章を、訳者の丁寧な解題がフォロー。一見不可解な表現も、作者の幼少期まで振り返って解説
 
ランボーの沈黙ランボーの沈黙
竹内健
★★★★★
詩を否定した人間が「無いものねだり」をする時、それは現実においてどのような形で表されるのかを問うた書。一気に読んだ
ランボーのスティーマー・ポイントランボーのスティーマーポイント
鈴村和成
★★★☆☆
ランボーの足跡を現代に辿るという体の内容で魅力的なんだけど、出版が92年ということでいかにも古い

4月

ランボー論―“新しい韻文詩”から“地獄の一季節”ランボー論
湯浅博雄
★★★★★
少々冗長な所はあるけれど、大変納得感のあるランボー論。「地獄の季節」の解釈は、もう、これでいいんじゃねえという感じ
 
 
享楽社会論: 現代ラカン派の展開享楽社会論
松本卓也
★★★★★
現代ラカン派の概説から、現代的な諸問題への応用まで、幅広い考察を纏めた一冊。こんなに分かり易くていいのかというくらい明解
キルケゴール――美と倫理のはざまに立つ哲学キルケゴール
藤野寛
★★★★
「実存」なので、晦渋な文学的文体だと投げ出すだろうなと身構えつつ読み始めたけど、そんなことはなく、クリアで分かり易かった

3月

なぜ世界は存在しないのかなぜ世界は存在しないのか
マルクス・ガブリエル
★★★★
ようやく、日本語版が登場。一般向けの書籍として専門用語を使っていないので、却って分かりにくいかな
ラカンの哲学 哲学の実践としての精神分析ラカンの哲学
荒谷大輔
★★★★
ラカンの精神分析を哲学の側面から読み解く。前半は丁寧でわかりやすいけど、中盤くらいから難しくなる感じ

2月

マルクス 資本論の哲学マルクス 資本論の哲学
熊野純彦
★★★★☆
表題通りの内容で、資本主義の分析から明らかになる諸々の概念が、いかにフェティッシュで転倒したものかがよく分かる
道徳の系譜道徳の系譜
ニーチェ
★★★☆☆
良心の疚しさは病気であるとした、良心について考察した第二論文が目的で一通り読んだけど、冗長な感じ

1月

三つの革命 ドゥルーズ=ガタリの政治哲学三つの革命
佐藤嘉幸,‎ 廣瀬純
★★★★☆
D=Gの主要著作を、資本主義に対する革命の戦術という点から一貫して読み込む。理屈としては面白いけど、実践的には空想レベル
 
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