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2010年

12月

ゴシックとは何かゴシックとは何か
酒井健

★★★★★
ゴシック大聖堂を、宗教・社会・文化の視点から、総合的に論じる。知的興奮を味わえる文句無しの一冊
ナバホへの旅 たましいの風景ナバホへの旅 たましいの風景
河合隼雄

★★★★★
人間の関係回復の道を求めて、ナバホを訪ねる。平易な言葉で本質が語られている素晴らしい一冊
大聖堂のコスモロジー大聖堂のコスモロジー
馬杉宗夫

★★★★☆
ロマネスク、ゴシックを中心とした大聖堂の意味や象徴を探る。ヨーロッパ旅行の前に読むべし
ケルトを巡る旅ケルトを巡る旅
河合隼雄

★★★★☆
近代合理主義を乗り超えるオルタナティブな生き方へのヒントを求め、ケルトを巡る
街道をゆく 30 愛蘭土紀行街道をゆく 30 愛蘭土紀行
司馬遼太郎

★★★★☆
言わずもがなのアイルランド紀行。著者にしては珍しく、映画や音楽の話が多い

11月

ルネサンスルネサンス
会田雄次,中村賢二郎

★★★★☆
「常識」に囚われない、歯に衣着せぬルネサンス読解。二人の共著だけど、言っていることが正反対だったりする
神々の再生神々の再生
伊藤博明

★★★☆☆
ルネサンス期のイタリアに甦った古代異郷の神々を描く。読み物としては、ちょっと網羅的過ぎて、平板か

10月

ぼくたちが聖書について知りたかったことぼくたちが聖書について知りたかったこと
池澤夏樹

★★★★★
聖書について、考えもしないような当たり前のことを次々と明らかにする、まさに目から鱗の一冊
ローマ帝国とキリスト教ローマ帝国とキリスト教
弓削達
★★★★☆
相互に影響を及ぼし合ったローマ帝国とキリスト教を、対等の視点から描く
グノーシス主義の思想グノーシス主義の思想
大田俊寛
★★★★★
単なるキリスト教の異端思想というのではなく、より広範な観点からグノーシス主義を探求する良書

9月

聖書の起源聖書の起源
山形孝夫
★★★★★
史実は別にして、太古の神話や伝承文学の観点から、聖書の秘密に迫る。知的興奮を味わえる文句無しの一冊
神の旅人神の旅人
森本哲郎
★★★★★
久しぶりに、貪るように読んだ本。一人の人間の苦闘のドラマとして、パウロの旅を辿る。人生は、それだけで、旅なのです
ビザンツとスラヴビザンツとスラヴ
井上浩一,栗生沢 猛夫
★★★★☆
ビザンツ帝国とスラヴの歴史入門書。スラヴは中世から近代初めまでが扱われており、複雑なバルカン情勢の背景を理解するのにいい
治癒神イエスの誕生治癒神イエスの誕生
山形孝夫
★★★★☆
イエスを古代地中海世界の治癒神として捉える。同じテーマの論文集なので、ちょっとくどいけど、内容は刺激的

8月

地中海 終末論の誘惑地中海 終末論の誘惑
蓮實重彦,山内昌之
★★★☆☆
地中海をテーマにしたシンポジウムの報告と討論が元となった寄稿集。内容はちょっと専門的
石の花石の花
坂口尚
★★★★☆
第二次大戦の旧ユーゴスラビア地域の状況を通して戦争を描いたコミック。内容はヘビーです

7月

多神教と一神教多神教と一神教
木村凌二
★★★★☆
サブタイトル通りの古代地中海世界の宗教ドラマ。キリスト教普及以前の地中海には、様々な神がいたことが分かる
エーゲエーゲ
立花隆・須田慎太郎
★★★★☆
古代地中海世界の宗教と哲学を巡る写真満載の紀行文。立花隆の意外な側面に、ちょっとびっくり

6月

名画で読み解く ブルボン王朝12の物語ブルボン王朝12の物語
中野京子
★★★★☆
下記「ハプスブルク家〜」の姉妹編。こちらも、分かり易い
旅学的な文体旅学的な文体
赤坂憲雄
★★★☆☆
民俗学と旅とは、切っても切り離せません
名画で読み解く ハプスブルク家12の物語ハプスブルク家12の物語
中野京子
★★★★☆
「名画で読み解く」とある通り、絵画をベースにハプスブルク家の歴史を綴る。分かり易い
オスマン VS. ヨーロッパオスマン VS. ヨーロッパ
新井政美
★★★★☆
オスマン帝国を中心とした世界史入門といった内容。常識をひっくり返してくれるところも多い
縄文聖地巡礼縄文聖地巡礼
坂本龍一・中沢新一

★★★★☆
人類のオルタナティブな選択肢を求め、著名な二人が縄文の聖地を巡る
ハプスブルクとオスマン帝国ハプスブルクとオスマン帝国
河野淳
★★★☆☆
歴史ではなくて、ハプスブルグ家を題材にした政治史がテーマになっている

5月

港町食堂港町食堂
奥田英朗

★★★☆☆
直木賞作家による、ちょっと自虐的なマイナー港町紀行文
旅のモザイク旅のモザイク
澁澤龍彦

★★★★★
南イタリア、中近東、日本と全く異なる世界を歩く紀行文。さすが、澁澤龍彦という引用も多い
シェルパ斉藤のリッター60Kmで行く!日本全国スーパーカブの旅シェルパ斉藤のリッター60Kmで行く!日本全国スーパーカブの旅
斉藤政喜

★★★★☆
スーパーカブによるツーリング記。オートバイ・ツーリングの原点を思い出させてくれる
日本の歴史をよみなおす日本の歴史をよみなおす
網野善彦

★★★★☆
日本は、海に囲まれた閉鎖的な島国ではなかった!日本の歴史の常識をひっくり返してくれるエキサイティングな一冊

4月

地中海の無限者地中海の無限者
落合仁司
★★★☆☆
東西キリスト教の神概念を、集合論で解明する。これは、賛否両論あるだろうなぁ
間宮林蔵間宮林蔵
吉村昭
★★★☆☆
タイトル通りの間宮林蔵の生涯を辿った歴史小説。が、間宮林蔵が小役人のように思えてしまった

3月

時間はどこで生まれるのか時間はどこで生まれるのか
橋元淳一郎
★★☆☆☆
なんとも粗雑な本だけど、時間論に興味を持たせてくれる点だけはいい
宗像教授異考録 1宗像教授異考録 1
星野之宣
★★★☆☆
遮光器土偶の話はなかなか面白いけど、他のエピソードは、まぁ、普通かな
森敦?月に還った人森敦−月に還った人
新井満
★★★☆☆
森敦と親交の深かった著者の回想録。対談の文学論は難解
全ての装備を知恵に置き換えること全ての装備を知恵に置き換えること
石川直樹
★★★★☆
冒険家にしては、意外と普通の感覚を持った著者のエッセイ集。共感するところが多い
ひとりガサゴソ飲む夜は・・・・・・ひとりガサゴソ飲む夜は・・・・・・
椎名誠
★★★☆☆
酒の話題だけで、よくもこれだけ書くことがあるな。相変わらずの椎名ワールド全開っす
科学哲学科学哲学
ドミニック・ルクール
★★★☆☆
コンパクトに纏まり過ぎ。この本だけで、初学者が理解することは、まづ、無理では
宗像教授異考録 12宗像教授異考録 12
星野之宣
★★★★☆
八ヶ岳周辺の縄文土器の意味を追い求める図像学コミック。こんな漫画があるとは知りませんでした

2月

ハイエク 知識社会の自由主義ハイエク 知識社会の自由主義
池田信夫
★★★☆☆
体系的というよりは断片的な考えの集まりで、著者のブログを読んでいる人は、読む必要はないかも
マッハとニーチェマッハとニーチェ
木田元
★★★★★
十九世紀末から二十世紀に至る思想界の激動を、表題の二人を焦点として描く。とにかく、面白い!
ウィトゲンシュタインはこう考えたウィトゲンシュタインはこう考えた
鬼界彰夫
★★★★★
前期から後期に渡るウィトゲンシュタインの思想の変遷を丁寧に辿る
ウィトゲンシュタインウィトゲンシュタイン
ノーマン・マルコム
★★★★☆
ウィトゲンシュタインの回想録。気軽に読めます

1月

雪豹雪豹
ピーター・マシーセン
★★★★★
世界と自身の精神の響き合いを丹念に辿りながら進んで行く、チベット山中の探検記
森と氷河と鯨森と氷河と鯨
星野道夫
★★★★★
ワタリガラスの神話を辿り、古の人類の旅を思う。所々に挟まれる極北の写真が、厳しくも美しい
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