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散歩もの
(久住昌之・谷口ジロー、フリースタイル)


散歩もの散歩もの」は、BRUTUSの「ニッポン観光2007」という特集にあった旅本の紹介企画で見たのをなんとなく憶えていたコミック。で、たまたま、本屋に平積みされていたのを買ってみたのだが、漫画を買うのは、いつ以来だろうか。

内容は、タイトルの通り、散歩をテーマとしたほのぼの系という感じで、モチーフは、旅は遠くに行くばかりではない、近所だって自分の心持ち次第で旅になるのだ、というところか。
そんな、散歩を「旅」にするためのポイントは繊細な観察眼であって、主人公の眼は、非常に細やかなところまで行き届いている。例えば、品川の下駄家の主人の「昔の人(シト)は...」というセリフや、目白の坂道を歩いている時に、置いてある植木鉢の下り側に板が敷かれていて水平をとっていることに気が付き、それが「町の味になっているんだな」と呟くシーン。こういうのを見ると、自分も、今度の週末は散歩に行こうかなぁという気になる。
加えて、こういう坂道のシーンなんかは、文章で説明するよりビジュアル的に説明した方が直感的で分かり易いんだなぁと思ったりもした。

が、この手のモチーフは、同じようなところを狙った雑誌もあったりして、既に、有りふれてはいる。そういう意味では、それを越えるものはなかったので、値段も合わせて、自分の期待値以上ではなかったかなという印象。

新規作成(08/12/29)

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