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街道をゆく 32 阿波紀行・紀ノ川流域
(司馬遼太郎、朝日文芸文庫)


街道をゆく 32 阿波紀行・紀ノ川流域四国に関係する「街道をゆく」は、全部、読んだつもりだったが、「街道をゆく 32 阿波紀行・紀ノ川流域」が残っているのに気がついて、今回、読んだ。

前半の阿波紀行は、淡路島から徳島に渡り、吉野川を遡って祖谷までを辿る。
関寛斎、テグス、藍、お遍路さん辺りの話は興味深い。が、全体的に、この地域に固有の話が多く、自分が行ったことがないというのもあり、イマイチ、興味を持てない話が多かった。
このシリーズは、ローカルと思える事件やモノに対して、実は、日本全体や世界へと繋がっているその背景を掘り下げていくところにおもしろさのひとつがあるが、阿波紀行では、イマイチ、そういうところが感じられない。

後半の紀ノ川流域は、「街道をゆく」というよりは、根来寺と和歌山市内の2点のみが地理的な舞台になっている。こういう構成は珍しいと思う。
根来寺といえば根来塗となるようだが、その特徴である赤色に関して、「たとえば残照の雲間にふとあらわれてつぎの瞬間には消えるかもしれない赤である。」と書いている。一度、実物を見てみたい。
また、最終章では、和歌山市内の日前宮の杜を訪れている。和歌山駅からすぐという場所に関わらず、「異な感じさえ」させる「ただならぬところ」らしい。今、どうなっているか分からないが、こちらも、一度、行ってみたいな。

新規作成(07/4/21)

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