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2008年12月前半

12月14日(日)

■立石、瑞光石

先々週の土曜日の夜に、テレビのチャンネルを適当に回していたら、BSで、酒場放浪記という番組をやっていた。で、取材先は、京成立石。つげ義春の漫画で聞いたことがあるな、確か、一時期、住んでいたんじゃなかったかなと思いつつ見ていると、地名の由来になった「立石」を訪れている。画面に映っているのは「岩」なのだが、なんというか、単なる岩の露頭という感じで、まぁ、名所なんて、そんなもんだよなぁと思いつつ、借りてきたDVDに移るのだった。
翌日の日曜日は、前日に引き続き、快晴の青空が広がっている。
早起きをして、ネットを眺めていると、なんとなく、「岩」関係のサイトに辿り着いた。というのも、前日、新宿の本屋で、磐座を巡る紀行本をたまたま見つけたから。以前、日経で紹介されていて、気になっていた本だ。で、その場で、衝動的に買わないのが、年をくった証拠だと思いつつも、やっぱり、気になるので、ネットで調べていた。
ということで、そんな偶然が重なって、猛烈に、「岩」を見てみたくなった。調べてみると、都内には、その立石の他に、それ程遠くないところの素盞雄(スサノオ)神社に、瑞光石というものがあるらしい。というわけで、現地へと向かう。

熊野神社まづは、立石というわけで、京成立石駅を降りる。が、道を間違えて、最初に、近所の熊野神社に到着。門の白い垂れ幕には、熊野神社らしく、八咫烏が描かれている。案内板には、
「この辺り一帯には、古墳群をはじめ 霊石として知られる「立石」等があり 先史時代から集落のあった場所として 葛飾区内で 最も古い神社の一つであります。」
ここまで歩いてきた感じでは、先史時代の名残なんて微塵もなかったけど、なんとなく、気分が盛り上がってくる。
ところで、境内を眺めていると、なにやら、動物らしきにおいが。不信に思いつつ、移動して神社の裏手に出ると、幼稚園があって、ポニーがいるのでした。

立石間もなく、立石のある公園に到着。場所は、葛飾税務署の裏手辺りになるのだが、小さな公園だし、あるのは裏路地という感じだし、案内もないので、事前に調べておかないと、絶対に辿り着けないだろう。
そして、立石にご対面。テレビで見ていたので、期待はしていなかったけど、それにしても、地面からちょっと覗いているだけ。日射しの加減で、写真にうまく写らない程小さい。普通に考えると、これが中世から知られた史跡というのは不思議だが、こちらのページを見ても、その理由はよく分かっていないらしい。
結局、10分くらいいたのだが、その間、公園の隣の町会会館からの声がうるさいのなんの。年寄りの集まりらしく、そのうち、カラオケも始まるのだった。

千住大橋の芭蕉の碑さて、次は、素盞雄神社ということで、京成線に乗り、千住大橋駅で下車。
神社に向かって歩いていると、千住大橋に出た。で、橋の袂には、芭蕉の碑が立っていて、この辺りで、奥の細道の「行春や鳥啼魚の目は泪」が詠まれたことになっているとのこと。
千住大橋を走っているのは国道4号線。交通量が多い。延々、青森まで続く道路だが、芭蕉の道程も、現在の4号線とあまり変わらなかったのかもしれないな。

少し歩いて、素盞雄神社に到着。
こちらの瑞光石の方は、立石に比べると、もう少し、それっぽい感じ。この神社の祭神である素盞雄大神と飛鳥大神の二柱の神が、翁に姿を変えて降りた石とのこと。神聖視されている岩としては典型的な神の依り代として祀られている。諏訪の小袋石も、同様の神の寄り坐しだった。
ちなみに、境内には、行春や...の句碑もありました。

境内には、氏子らしきたくさんの人がいて、年末の恒例行事なのか、神社の掃除をしている。見上げると、イチョウの鮮やかな黄葉と初冬の真っ青な空のコントラストが美しい。気持ちのいい日曜日ですな。
その後は、嫁さんと待ち合わせで、東京駅に向かうのでした。

瑞光石 素盞雄神社境内のイチョウ
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