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2008年4月後半

4月23日(水)

■つつじまつり

曇り空この前の日曜日は、朝起きると、空がどんより。昨日に引き続き、風も強い。オートバイで日帰りツーリングのつもりだったけど、どうしようか。
天気予報によると、雨は降らなさそう。
富士川の河口で桜えびを干しているのを見たいなと思っていたので、ネットで調べると、前日、漁に出ていないと見られないらしい。が、昨日は、荒れ模様の天気だったので、多分、漁はなかっただろう。加えて、当り前だけど、今日、晴れていないとダメ。というわけで、ちょっと、無理そう。

うーむ、どうしようかと思いながらネットを眺めていると、あれよあれよという間に時間が過ぎていく。で、もう、オートバイに乗るのは面倒になってしまった。
でも、どこかには出掛けたいなと思い、さらに、ネットを見ていると、今は、つつじの季節で、根津神社で、つつじまつりというのをやっているらしい。つつじなんて、なんか、年寄りくさいけど、まぁ、いいか、行ってみよう。

で、根津神社に着くと、人で一杯。屋台もたくさん出ていて、お祭りのよう。射的や金魚掬いは子供が多いけど、それ以外の年齢層はやっぱり高い。それにしても、射的に子供が群がっているシーンは昭和だよなぁ。
つつじに向かい適当に歩くと、咲いているのが見えてきた。半分くらいの木に花が付いている。が、さらに近づくには、\200が必要らしい。別にいいんだけど、そこまでして、見たいとも思わない。なので、遠くから、何枚か写真を撮って、つつじはオシマイ。で、そのまま、辺りの写真も何枚か撮って、撤収。神社の池には、亀がぷかりと浮いていた。

根津神社のつつじ 根津神社のつつじ
根津神社のつつじ 風が強くて、被写体がぶれる

その後は、ぶらぶら歩いて、上野へ。根津の辺りは、一本裏道に入ると、懐かしい感じの昭和な雰囲気。途中、古めかしいけど、こじんまりとしてかわいらしい水色の建物の教会を発見。根津教会というらしい。自分以外にも、写真を撮っている人がいた。

不忍池に出ると、たくさんのボートが浮かんでいる。亀も浮いている。相変わらず、空は、どんより。池の周りは、小さい虫が群れになって、たくさん、飛んでいる。空気も、ちょっと湿っていて、重い感じ。池の鳥が、がさつに鳴き出す。どのベンチにも、座っているのは手持ち無沙汰そうな独りと思しきじいさん。なんだか、空模様のように、冴えない景色なのであった。
この辺りには、美術館がたくさんあるけど、今日は、特に見たいものはなし。上野駅までは、八重桜がきれいに咲いていた。それにしても、上野も、昭和だよねぇ。

根津教会 上野の八重桜
根津教会 上野の八重桜

で、まだ、時間が早いので、そのまま、アメ横を眺めつつ御徒町まで歩いて、銀座線へ。そんな感じで、晩ご飯の買い物をしてから、自宅に戻る。

夜になると、満月が昇っていた。明日からは、天気が回復しそうな気配。ったく...


4月19日(土)

■モーリス・ド・ヴラマンク展

モーリス・ド・ヴラマンク展今週末は、嫁さんがいないので、キャンプ・ツーリングでもと思っていたが、生憎の天気。うーむ、明日は回復しそうなので、明日、日帰りかなぁ。
こうなると、特に予定もないので、朝、新聞をのんびり眺めていると、新宿でヴラマンク展をやっているという記事を発見。ヴラマンクって、確か、斎藤純の小説に出ていた。しかも、今日からとのこと。初日ならば空いていそうだし、これも何かの縁ということで、午後から東郷青児美術館へ。

風と旅とオートバイと、その前に、斎藤純の本を引っ張りだして、ヴラマンクのことを探すと、短編集の「風と旅とオートバイ」に出ていた。「ヴラマンク追想」というそのものずばりのタイトル。短いので読んでみると、ヴラマンク自身、ライダーで、オートバイに乗って写生にでかけていたらしい。また、ヴラマンクの絵については、次のような文章がある。

「もうひとつの特徴はスピード感だ。ヴラマンクの風景画は、その景色のなかをある程度のスピードで駆け抜けたことのあるものでなければ描けない絵だ。ヴラマンクはオートバイも自動車も好んでいた。実際にはヴラマンクの絵に自動車もオートバイも出てこないが、道に刻まれた轍がそれらを連想させる。」

美術館は、思った以上に空いていて、ゆっくり見ることができた。今回のヴラマンク展は、結構な規模で、出品リストには80以上の番号が付いている。一通り眺めていると、斎藤純がイメージしている絵はこれなんだろうなという絵があった。「窪んだ道(Le Chemin creux)」というタイトルで、タイトルにあるように、絵の真ん中に道が描かれていて、そこに轍が刻まれている。空は、これから大きく崩れそうな不吉な気配。風も強い。木が揺れている。確かに、スピード感のようなものがある。ただ、自分は、スピード感というのとは、ちょっと違うかなと感じた。
この絵も含めて、展示されていた後期のヴラマンクには、同様の空が多いのだが、スピード感というよりは、神経症的な不安な様相。オートバイに乗っているシーンならば、天候が崩れた山間の大雨の中を走っているというところか。そして、夕方で、今夜の宿も決まっていない...
そして、これが人生の日常なんだよなぁとも思うのであった。

他によかったのは、「水辺の風景(大きな帆)(Paysage au bord de l'eau)」という絵。タイトルの通りの絵なのだが、陸地が、ほとんど黒に近い緑でべったりと塗られている。そこが、濃厚な奔出する生命力を表しているような感じ。

美術館の入っているビルの外に出ると、空はどんよりと雲って、風が強かった。雨もパラついている。でも、この荒れ模様の空は、ヴラマンクの絵に似ている。そう思うと、それ程、嫌な感じもしない。

さて、明日は予報通り回復するのだろうか。

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