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2007年8月前半

8月12日(日)

■白馬旅行

この前の週末は、月曜日に有給休暇を取って、2泊3日で、嫁さんと信州の白馬に旅行に行ってきた。

長野駅までは新幹線で向かい、そこからは、トレン太くんのレンタカー。まづは、蕎麦を求めて、善光寺近くに向かう。
前もってネットで調べておいた「大善」という店に行くと、ちょうどお昼の時間帯なので待つかなと思っていたが、そのまま席に着くことができた。
で、嫁さんは十割そば、自分は、十割と更科が半分づつの二色そばを食べたが、これが旨い。蕎麦の香りはすごいという程でもなかったけど、食感・喉越しがいい。あと、ボリュームも満点。東京のこじゃれた蕎麦屋なんかだと、こんだけしかないの?という店も結構あるけど、ここは、普通盛りでも結構な量。一緒にたのんだそばがきなんか、てんこ盛りだった。味も量も大満足でした。
食後は、善光寺をさくっと観光。が、善光寺そのものより、参道脇にあった小さなお寺の蓮の方がきれいで印象に残ったな。

白馬までは、国道406号で向かう。途中の鬼無里で休憩すると、駐車場には、BMWのオートバイが、異常なくらい、たくさん停まっていた。何かイベントでもあるのか?
鬼無里の沿道の風景は、懐かしい夏の田舎そのもの。もう、夏なんだねぇ。
そういえば、この辺りは、10年近く前、戸隠キャンプ場に連泊した時に来た。あの頃は、若くて時間があったので、よく信州に来ていた。

その後は、嫁さんの体調がイマイチのようなので、真っ直ぐ、宿に向かう。
国道406号の後半は、1.5車線のくねくねで、車ではあまり走りたくない道だった。で、峠のトンネルを抜けると、北アルプスの絶景が見える筈だったが、霧で真っ白。残念。

今回の宿の「ラ・ネージュ東館」には、4時頃に到着。
途中、白馬のジャスコに寄ったのだが、そこにも、いかにもキャンプという感じのBMWのオートバイが停まっていた。やっぱり、何かあるのか。

ラ・ネージュ東館今回はコテージを予約したのだが、本館でチェックインをしてから移動をすると、丁度、雨がぼたぼた降ってきた。その後も、雨は降り続き、コテージから外を眺めると、霧で白くけぶっている。まぁ、仕方ない。
部屋で、シャンパンを飲みながらのんびりした後、晩ご飯に向かう。
レストランは、結構、人が多い。季節柄、当然か。みんな、結構、ちゃんとした格好をしている。シャツを持ってきてよかった。
おいしい食事を南仏のワインで頂いた後は、部屋に戻り、早めに就寝。サービスもよく、大満足でした。
でも、明日の天気予報もイマイチなんだよなぁ。

翌日は、何故か、朝早く、目が覚めてしまったので、起き出して、持ってきた本を読む。コテージの窓を開けるとひんやりとした空気が入ってくる。清々しくて、気持ちいい。時間が、ゆっくりと過ぎる。
携帯で天気予報を見ると、今日は、まぁまぁ、よさそうだ。夕べの時点の予報がよくなかったので、うれしい。予定通り、八方池までトレッキングに行こう。
体調がよくないせいか、珍しくいつまでも寝ている嫁さんを起こして朝ご飯に行くと、今日は本館に空いている部屋があるので、よければ部屋の移動ができると言われた。いいホテルはこういう気遣いがいい。が、コテージも気に入っているので、ゆっくり、ご飯を食べながら考える。でも、まぁ、本館の部屋にも泊まってみたいねということで、移動することに決定。朝ご飯も、おいしゅうございました。
コテージまでのんびり散歩をすると、辺りには、もう、キノコがたくさん生えていた。

結局、10時頃、ホテルを出発。ホテルの目の前の道路をぐいぐい登り、黒菱に到着すると、駐車場はほぼ一杯。ハイシーズンだもんなぁ。リフトを2本乗り継ぎ、さらに高度を上げた後は、自分の足で登ることになる。が、人が多い。しばらくは、登山道の渋滞で止まることがあるくらい。辺りは、霧というか雲がかかっていて、景観はほぼなし。足元の花を見ながら歩く。
だんだん、人がばらけて、渋滞はなくなってきた。人は多いものの、まぁ、これくらいならいいかなという感じ。
途中、登山道沿いに、雪渓が残っているところがあって、標識によると、そのせいで、この周辺は植物相が異なっているとある。羅臼湖までの登山道にも、同じような場所があった。

白馬三山遠くに、雲が切れて、白馬三山が見えてきた。山塊が壁になってそそり立っている。うーん、雄大だなぁ。すごいなぁ。こういう景色が見たかった。
登山道はよく整備されていて、ハイキング気分で歩き続ける。そろそろ、八方池かなと思いながら、ちょっとしたピークに出ると、小さな池が見えた。
えっ、これが八方池?
事前に見た写真のイメージとは、大分、違う。池畔まで来ると、標識に、やはり、八方池とあった。まぁ、こんなもんか。ちなみに、標識には、この池にも生き物がいると書いてある。実際、魚のようなサンショウウオのようなものが泳いでいた。冬は、過酷な環境になるだろうに、生命ってすごい。
白馬三山の方向は、雲が切れて、山塊が見えている。大迫力。空気も、気持ちいい。気温は、Tシャツ一枚で、ちょうどいいくらい。深呼吸を何度もしてしまう。
池の周りは人が多過ぎて、あまり、のんびりできる感じではないけど、これだけの景色と空気があれば、満足、満足。来てよかった。
その後、山を下り、駐車場に戻ってきたのは1時過ぎ。結局、往復に3時間近くかかった。思っていたより遅くなったのは、登山道が渋滞していたことと、花の写真を撮りながら歩いたからだな。

ハッポウワレモコウ ニッコウキスゲ
ハッポウワレモコウ ニッコウキスゲ
クルマユリ ハクサンシャジン
クルマユリ ハクサンシャジン

白馬の街で蕎麦を食べた後は、木崎湖の温泉へ。相変わらずBMWのオートバイが多いなと思っていると、沿道にBMW Motorrad Bikermeetingの標識を発見。やっぱりねぇ。そうだよな。この数は異常だもん。ホテルにも、1台、RTが停まっていた。
「ゆーぷる木崎湖」では、昼下がりの気だるい時間を、露天風呂でのんびり過ごす。結局、今日は曇りがちの天気で、時々、太陽が顔を出すくらい。さすがに、この辺りは標高があるので、日が当りさえしなければ、それなりに涼しい。あー、ゆったりしていいなぁ。極楽、極楽。

帰りは、木崎湖や青木湖の周回道路をのんびりと走り、ホテルに向かう。木崎湖畔では、キャンプ場の脇を通ったが、ここは、10年以上前の秋に泊まったんだよな。懐かしい。
途中、カーナビに、姫川源流という文字を見つけ、まだ、時間もあるので、寄ってみることに。

国道148号線のすぐ脇が森になっていて、水源までは遊歩道が整備されている。入り口に熊注意の看板があって、嫁さんがびびっているのが笑える。こんな明るい時間に出るわけないじゃんと言っているのだが、これじゃあ、北海道でアウトドアな遊びはできないな。

姫川源流自然探勝園近くの風景水源に着くと、結構な量の水が湧いてるらしく、少し、離れると、小川となって流れている。透き通った清らかな流れで、水中には、これまた、きれいな緑色をした水草が流れに揺れている。透明感が涼しげで、見ていて飽きない。
遊歩道の途中に、荒神社という神社があって、そこの標識に、昔、塩の道を往き交う旅人はこの清水で喉を潤したと書いてあった。元々は、有り難い、この水そのものが、ご神体だったのだろうな。
すぐ近くで森が切れている。何気なく、出てみると、そこには、日本の古きよき田舎を思わせる田んぼの風景が広がっていた。
セミが深々と鳴いている。
水源から流れてきた小川は、近づくとカエルが飛び跳ね、大きなオニヤンマが飛んでいく。なんだか、懐かしいような、切ないような甘酸っぱい気分。今年も、いつの間にか、夏が来ていたんだなぁ...

ホテルに戻った後は、一休みしてから晩ご飯へ。
ここは、前菜とメインを何種類かの中から選べるので、連泊しても飽きなくていい。で、ワインは、昨日から気になっていた白馬村限定のオーストリアワイン。幸せな、一日の締めくくりでした。

最終日は、いい天気。テラスで朝ご飯を食べると、これが、心地いい。空気が爽やかで、息をしているだけで気持ちがいい。

セミと抜け殻食後、辺りを散歩していると、草むらにはセミの抜け殻が一杯。やっぱり、夏ですな。

今日は、安曇野経由で長野駅へ向かう。
もう、BMWのオートバイは走っていない。
晴れているのはいいが、今日の天気予報は猛暑。実際、安曇野まで来ると、盆地なので暑い。

安曇野は、アートヒルズミュージアムという観光ポイントが目的。ホテルにあったパンフレットで見つけたのだが、北欧テイストのガラスがあるらしい。
中に入ると、いかにも北欧という感じのシンプルで洗練されたガラス器が置いてある。建物自体も同様のテイストで、トイレがおしゃれなのにはびっくりした。で、日本酒の酒器を買って、美術館を出たのは12時頃。昼ご飯の時間だが、蕎麦はちょっと飽きたねぇと話をしていると、これから通ることになる信州新町がジンギスカンで有名なのを思い出したので、そこへ行ってみようということに。

信州新町までは、国道19号線を辿る。GSの前、XLRに乗っていた頃は、高速道路の長距離が苦痛で、キャンプ・ツーリングといえば信州によく来ていたのだが、その時、この道は時々走った。トラックが多く、高原や山岳とは程遠い生活道路。道沿いには、川なのかダムなのかよく分からない、流れのない水がどんよりと溜まっているのが変わらない。少し懐かしいが、爽やかさとは程遠い。気温も上がり、暑くなってきたので、さっさと通り抜ける。

ろうかく荘からの景色信州新町に近づくと、店先に、「ジンギスカン街道」とある旗が立っている。特に、当てもないので、国道脇にあった「ろうかく荘」という店の駐車場に車を停めた。
中に入ると、焼肉の煙が、もうもうと漂っている。いい匂い。
奥の席が半テラスのようになっているので座ると、予想外に眺めがいい。建物が川縁にあるので、店の下が川になっている。ちょっと暑いけど、まぁ、いいか。
隣の席は、じいちゃん・ばあちゃんと孫の3人連れ。夏休みで、地元の人が、孫を連れてきているのだろう。
こういうさり気ないところにも、夏は、あるのですなぁ。
適当に肉をオーダーして待っていると、炭火とジンギスカン鍋が来た。暑い...。で、嫁さん共々、汗だくになりながら肉を焼いて食べる。昔ながらの甘めのタレに、ニンニクたっぷりの醤油で食べるのだが、これが、おいしい。結局、サフォークとラム、上肉を食べたが、肉が柔らかいのには驚いた。ラムなんか、歯ごたえがほとんどないくらい。

結局、長野駅に到着したのは2時頃。暑いなぁと思いながら、駅前の気温表示板を見ると、なんと、39度!!たまらんです。
その後、適当におみやげを買って新幹線へ。
東京駅で電車を降りると、長野市内より東京の方が涼しい感じ。

今回は、夏を感じた旅行だった。それにしても、夏って、なぜ、切ないのだろう。生命の儚さを感じるせいか、それとも、二度と来ない子供時代が思い出されるからだろうか。


8月4日(土)

■BRUTUS 2007年 8/1号

ブルータス ニッポン観光もう、最新号ではないけど「ブルータス」の8/1号はニッポン観光ということで、国内旅行の特集号。

北海道に関しては、知床のカヤックによる半島一周とアイヌ文化に触れる旅が取り上げられている。まぁ、どちらも、それ程目新しくはないけど、読んで楽しい。特に、カヤックの方は、3年前の北海道ツーリングの時に、お遊びレベルだけど漕いだことがあるので、いつかは自分もと思ってしまった。

あと、五島列島の教会を訪れる旅があって、これがいい。五島列島には、自分もツーリングで行ったことがあるけど、日本の典型的な田舎の風景に教会という取り合わせは新鮮な驚きがあるし、中に入ると、こじんまりとした造りに、返って、本当の信仰というものはこういうところにあるのかもしれないと思ったりもした。

崎津天主堂そういえば、思い出した。五島列島ではないけど、天草の崎津という漁村にある右の写真の教会の中を見学した時、神父さんが読むのか台の上に聖書が開かれていた。何気なく見ると、それは、ヨハネ伝の最初のページで、漁港というやたらとリアルな世界と「はじめに言葉ありき」の抽象的なヨハネ伝の世界の対比が、なんとも、不思議な感覚を思い起こさせた。

話が逸れたけど、旅本の特集もあるし、ツーリングにも役立つところがあると思うので、オススメです。

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