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2007年7月後半

7月29日(日)

■美術の遊びとこころ「旅」

美術の遊びとこころ「旅」一週間前の日曜日は、日本橋の三井記念美術館で開かれている企画展「美術の遊びとこころ 「旅」」を見てきた。先日、たまたま街を歩いていたら、美術商の店先にポスターが貼ってあったのに気がついて、見てきたのだが、これがよかった。今回、初めて、目録を買う程、気に入ってしまった。

展示は、旅に関して幾つかテーマを設定し、それ毎に関係のある美術品を並べている。置いてあるものは、小物から茶器、手紙、画等、幅広いが、気に入ったものを幾つか挙げておこう。

まづは、一遍聖絵。宮本常一が、旅の意味を真剣に考えそれを実践した代表的人物として一遍を挙げているのを読んでから、時々、一遍に関する本を読んだりしていた。一遍聖絵は、一遍の生涯を描いた絵巻だが、今回は、菅生の岩屋の場面が公開されている。ここは、今年の春の四国ツーリングの時に寄ろうと思ったけど、ルートから外れ過ぎているので諦めたんだよなぁ。

お次は、熊野御幸記と旅路の画巻。熊野御幸記は、藤原定家によって書かれた熊野への参詣に関する記録。旅路の画巻は、芭蕉が印象深い旅の十場面をとりあげたもの。それぞれに、こういう説明があった。
「病気不快、寒風枕を吹く」
「寒けれど二人寝る夜ぞ頼もしき」
そうそう、旅って、こういう不安感や寂しさが付きまとうんだよね。でも、逆に、こういう要素がないのは、「旅」ではなく「観光」になるのだと思う。

あと、日本の鳥瞰図も見ていて楽しい。中でも、大日本五道中図屏風は19世紀に書かれたものらしいが、地名が今とあまり変わっていないんだよな。へー
最後は、茶道具の取り合わせ。名所が描かれた茶器を使いながら、旅を回想して楽しむという設定だが、いやー、やっぱり、日本人って繊細なんだなぁと改めて感じた。

最近は、週末の天気や用事のせいで、全く、オートバイに乗っていない。が、この企画展で、ちょっとだけ、旅気分を感じることができた。
それ程メジャーな内容でもないので、美術館が空いているというのもいい。

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