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2007年3月前半

3月6日(火)

■むい

むいこの前の週末は、北海道の道東に行ってきた。知床、屈斜路湖、風蓮湖、釧路辺りをレンタカーで回ってきたのだけど、1日目に泊まったウトロのボンズホームで、「むい」の VOL3を見つけたので、思わず買ってしまった。

「むい」とは、プロではなく、個人がベースになって作成された北海道の情報誌。
北海道には、この種類の冊子が結構あって、広告もあったりするけど、どれも商業ベースではないので、信頼が置ける。「なまら蝦夷」が、その代表になるのかな。自分は、いかにも手作りという感じも好きなので、見つけると、いつも手に入れている。2004年の北海道ツーリングに書いたガイドブックも、そんな情報誌のひとつだ。

その中でも、「むい」に関しては特別な思い入れがある。はっきりとは憶えていないけど、今から5年程前の冬に道東を回っていて、確か、とほ宿の「待ちぼうけ」に泊まった時か。宿泊客は自分一人。暇なので、宿の本棚を漁っていて、小さな黄色っぽい表紙の冊子を見つけた。あー、北海道にありがちな情報誌だなと思いながら読んでいると、ちょっと、雰囲気が違う。何というか、著者の哲学というか、人生観というか生き方というか、そういうものが色濃く入っていて、独特の視点がある。
それが、「むい」との出会いだった。今回の号が8年ぶりの発行とのことなので、当時見たのが何号だったかは分からないけど、そういうわけで、今回、店の壁に貼ってあったポスターに「むい」という言葉を見掛けたときに、反射的に反応してしまった。

今回のVOL3を見ても、その時の雰囲気は残っているようだ。いかにもという感じのカウンターカルチャー系の文章が多いので、少々、辟易する感じもないではない。それでも、全編を通して一本筋が通っていてとてもいい。各々の文章を書いている人の思いが伝わってくる。

インターネットがこれだけ一般化した世の中では、もはや、北海道でさえ、いわゆる「穴場」は存在しないと思う。道路もよくなった。場所さえ分かれば、大抵の所は車でも行ける。そして、多くの人が、そこに行ったということを自慢するためだけに訪れる。ブログに書きたい、あわよくば本にでもならないかな。過程ではなく、そこに行って、デジカメで写真を撮ってきたということが一番重要。

今号の「むい」に紹介されている場所は、そんな思惑とは関係なく、書いている各個人の好みに応じて気に入ったところを、好き勝手に紹介しているように感じた。一言では表しきれない、自慢のしようがないようなところが多いと思う。(手に入れたばかりで、実際に自分が行った場所はあまりなかったりする)

これが、これからの北海道の情報誌のあるべき姿と思ったりしたけど、ちょっと考え過ぎか。

冬の道東は静かで、いろいろと頭が回ってしまうのです。

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