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2006年12月後半

12月30日(土)

■月山・鳥海山(森敦、文春文庫)

今日は、GSで、近所を、20Km程走ってきた。最初は、どこか近くの海にでもと思っていたが、風が強く、走っていて、あまり楽しくなかったので、そそくさと帰ってきてしまった。明日は、半日程、仕事をしないといけないので、これが、今年の走り納め。
今年のキャンプ・ツーリングは、東北、北陸、北海道で、合計8泊。独身の頃は、夏には、毎週、行っていたことを考えると寂しい気もするが、40歳目前の中年は、まぁ、こんなもんか。
でも、来年は、もう少し、泊数を増やしたいなぁ。

月山・鳥海山話変わって、ここ何年か、冬になると、「月山・鳥海山」(森敦、文春文庫)を読んでいる。文庫のタイトルにもなっている「月山」という文章が目的なのだが、これは、著者自身と思われる男が、月山の山ふところにある注連寺で、ひと冬を過ごす話。
雪が積もると、村の外から訪れてくるのは、乞食や密造酒の運び人くらい。寺のじさまは、暗い台所で、一日、割り箸を割っている。自分は、破れ寺の雪が吹き込んでくる2階に、古い祈祷簿の和紙で蚊帳のような囲いを作り、その中で、吹雪が音を立てて、川に沿ってやってくるのを聞きながら過ごしている。雪に閉ざされた村では、特段の出来事が起こることもなく、淡々と日々が過ぎて行く。
従って、ストーリーの展開ではなく、筆者の作り出した世界を楽しむことになるのだが、その世界を一言で言えば、「幻想的」とでもなろうか。描写のせいなのか、文体のせいなのか、全てが夢か幻のような幽明の世界が描かれている。「蚊帳」、寺、村のそれぞれがこの世ならぬ世界を作り、それらを、死の山である月山が、気配だけを感じさせながら見下ろしている。

「彼方に聳えて臥した牛のように横たわる月山も、おぼろげながら吹きの上に銀燻しに浮き立っているであろう。」

後半は、鳥海山というタイトルで五編の話がまとめられている。こちらも、月山と同様、幻想的な印象だが、月山とは反対に、白日夢のようである。

「汽車はもどき、だまし、もどき、だましと呟きながら、ただその小さな森の見える部落をゆっくりと回っているようで、いつまでたっても部落から遠ざかるという気がしない」(初真桑)
「海のほうに出て、流木でも拾おうか、風浪にさらされて骨髄のようになったのを...」( 鴎)
「岩は岩としてとこしえに生きているというのがわたしたちの考えで、墓石にされるのもそのためだが、しかし、生きている以上は腐りもし、腐岩と呼ばれるものになるのである。」(かての花)

この本を読んでいると、一瞬、夢と現実のあわいを漂うことができる。


12月23日(土)

■アドレスV125G

スズキのスクーター、アドレスV125Gを購入した。

以前から、普段の足が欲しいと思っていた。セローやシェルパもいいなと思ったが、どちらも、40万円以上する。GSでさえ、乗る時間が無いことを考えると、それでツーリングに行くことなんて考えられないので、パス。カブも考えたが、結局、近所のちょい乗りにしか使わないだろうことを思い直して、手軽なスクーターを選ぶことにした。
で、バイク屋で話をして、家の近所は2段階右折が多いことと、スピード違反のことを考えて、50cc越とする。となると、125ccだが、昨今の主流は4ストで、その中でも、売れているのがスズキのアドレスとのこと。なんと、インジェクションで、燃費も、30km/lを越え、そこそこ速いらしい。ということで、あまり深く考えずに選んでしまった。

アドレスV125Gのメーター納車は、この前の日曜日。最近の東京の週末は天気が悪く、GSに乗る気にならないのだが、この日は、午後から晴れ模様。バイク屋に出向き、説明を受けて乗り出す。
第一印象は、「怖い」。スクーターに乗るのは、学生以来だが、車体の挙動が軽すぎ。今にも倒れそうな気がする。ニーグリップができないのも、不安を誘う。サスも貧弱で、ギャップを拾う、拾う。当然、新車なので、ブレーキも利かない。

が、少し走ってくると慣れてきて、前方に突き出した足で左右のバランスを取ればいいことに気がついた。これで、大分、乗り易くなったが、改めて、GSの出来の良さを思った。最近は、でかくて、小回りが利かないなぁと悪い面ばかり感じていたが、やっぱり、走行性能は高い。まぁ、アドレスが10台近く買える値段なので、当たり前か。

あー、GSで遠くに行きたい。


12月22日(金)

■札幌

今週の火曜日は出張で札幌へ。といっても、朝いちの飛行機で羽田を出発して、昼間はみっちり仕事。夜は、札幌駅の大丸にあるすし善で、寿司を、なんとか、かき込んで、9時前の飛行機で東京に帰ってきた。結局、札幌は、駅から徒歩10分圏内をうろうろしただけ。地下街を使って移動をしていたこともあり、北海道の空気を吸ったのはほんの僅かだった。

もちろん、すし善はおいしかったけど、忙し過ぎ。この時期だと、大通り公園ではイルミネーションをやっているはず。地元の人に聞くと、雪祭より、このイルミネーションの方がきれいだと聞いたことがある。見たかったなぁ。

でも、仕事だから、忙しいのは当たり前なので、やっぱり、プライベートで行きたい。
今年の冬は、久しぶりに、冬の北海道を楽しみたいなぁ。

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