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2006年12月前半

12月10日(日)

■色、いろいろ(1)

BMW R1150GSとクッチャロ湖の夕陽今夏の北海道ツーリング以来、「色」というものが気になっている。
右の写真は、そのツーリングの際のクッチャロ湖の夕陽で、写真では、全然、捉えきれていないのだが、その時の湖面は、見たこともない深紫の色合いを呈していた。その色に関しては、レポートでは、以下のように書いた。

「湖面には、何の色を映しているのか、深い、深い、紫色が現れている。さざ波が、その色に微妙な効果を与える。夕紫という言葉があるが、ちょっと、合わない気がする。そう、これは、人文の手垢のついていない、北方のダイナミックな大自然。この色に相当する言葉は、アイヌ語にはあるのかもしれないが、日本語にはないだろう。」

とは書いてみたものの、本当に、この色を表す日本語はないのだろうか。
そう思い、色に関する本を探していたのだが、風景の色に関して書かれた本は多くはないようだ。が、「色の風景〈1〉空と水」(荒井 和生 ・野呂 希一、青菁社)という本を見つけた。
本書は、日本の景色の写真の中に、日本古来の色(和色)を探してみたり、また、景色に関係のある色の由来や使い方等を説明している。古の日本人の色に対する繊細さを知るにはとてもいい本だと思う。例えば、縹色(はなだいろ)や浅葱色(あさぎいろ)といった色名の語感のよさやその色合いの優しさは、まさに、「和」という感じだ。
掲載されている風景写真もとてもきれいで、写真と断片的な文章を、なんとなく眺めるような使い方がいいと思う。

が、「日本の景色の写真の中に、日本古来の色を探して」という部分だけは、納得がいかない。この章は、風景写真の一部を切り出して、それを色の見本帳と突き合わせて、その部分の色名を決めているのだが、色名がしっくりこないのだ。
試しに、自分も、上の写真で似たようなことをやってみたが、やっぱり、うまくいかない。これを読まれている方も、自分のお気に入りの風景写真で、その一部分を適当に決めて、色の見本帳(簡易的にならば、例えば、和色大辞典)にある色と比較をしてみるとよく分かると思う。近い色は探せると思うが、納得感がある色は見つからないのではないだろうか。
なので、これは、筆者の感性がどうのこうのといった問題ではなく、誰がやってもうまくいかないことだと思われる。
しかも、ぴったり合う色が無いといった単純な話でもないようだ。つまり、色見本を増やしても解決できない、別な問題があるように思える。

実際、色というものをもう少し調べてみると、うまくいかないことを根拠づける理由がある。(つづく)


12月5日(火)

■京都観光

この前の日曜日は、嫁さんの妹の結婚式出席のついでに、京都に寄ってきた。僅か5時間というスピード観光。
まづは、京都駅の本屋でガイドブックを購入し、以前から行きたいと思っていた三十三間堂へ。
京都駅のターミナルに出ると、人、人、人。すごい人の数。バス停には、長い行列ができている。タクシー乗り場も行列だけど、こちらの方が回転が速そうなので、しばらく並んでから三十三間堂に向かう。

三十三間堂拝観料を払って、堂内に入る。修学旅行の学生が多い。自分も、京都には、中学生の時に、修学旅行で来ている筈だけど、どの季節だったのか、どこに行ったのか全く憶えていない。
少し歩いて角を曲がると、おー、千手観音がずらりと並んで立っている。1001体ある筈だが、これは凄い。ゆっくりと進行方向に歩きながら見ていると、観音様は微妙に顔が違うようだ。そのせいか、一斉に並んでいるというよりは、一人の観音様が自在に変幻しているような印象。
大きな坐像の観音様が見えてきた。こちらは、様々な装飾が凝らされていて、この観音様自体が変幻しているような感じ。この坐像を挟んで両側に500体づつの観音様が並んでいるので、まだ、半分ある。想像以上の規模。すごいなぁ。平清盛が建立したらしいが、その富の巨大さにも驚く。
ここの観音様は正面からもいいが、端から横方向に見るのもいい。どこまでも続くように見える観音様達は壮観そのもの。

さて、次は、南禅寺へ。途中、地下鉄の駅まで歩くが、寒い。しんしんと冷え込む。時々、オートバイが走っているが、自分は、今日は、乗りたくないなぁ。

南禅寺の紅葉南禅寺は広大な敷地の中に点々とお寺や庭がある。拝観料が必要なのは、その個別の施設だけなので、敷地内を散歩する分には無料だ。紅葉はほとんど終わっているが、所々に、まだ、黄色や赤の葉が残っているので、ゆっくりと一周する。ここも人が多いのだが、それより、奥まで車が入ってくるのが邪魔。これ、なんとかならんのか。

南禅寺の紅葉 南禅寺の紅葉

最後は、京の台所の錦市場へ。細い路地の両側に所狭しと店が出ている。お祭りの屋台のようで、歩いているだけで楽しい。魚屋には、子持ち鮎の塩焼きや鯉の煮物などというものがあった。東京では見ない食べ物なので買って帰りたいが、わざわざ持ち帰るのも何なので、諦める。その代わり、生麩と鰻巻きを購入。

その後は、京都駅に戻り、遅めの昼ご飯。地下街のレストラン街に行くと、どこも行列。仕方ないので、並ばないで済みそうな寿司屋で、昼から日本酒を飲んで、新幹線に飛び乗った。あー、忙しかった。

その日の晩ご飯は、生麩の鍋と、鰻巻き。しみじみ思ったが、やっぱり、関西の鰻巻きは旨い。東京でも時々売っているけど、味が濃いばっかりでイマイチなんだよね。関西のものは、出汁が効いていて上品。鰻もおいしい。東京で、このレベルのものが手に入る店はないのかな。

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