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BMW R1150GS
【その2〜BMW R1150GSの感想等】
下は、前ページに書いた様に、キャンプ道具を持って、気の向くままに、行きたいところに行くという目的から見たときのR1150GSの感想になります。ちなみに自分は、身長180cm・体格は普通です。

■走行性〜どこまででも行ける
そう、このオートバイに乗ると、停まる気がしなくなる。どこまででも走れるような気がしてくる。オートバイはいくらでも前に進みたがるように感じるし、また、長時間のライディングでも疲れにくい。その理由は、スムースなエンジン特性と快適なシートに支えられたポジションにあると思う。エンジンは、それがつまらないという人もいると思うが、モーターのようにスムースに回り、ストレスを感じさせない。また、ポジションに関しては、ハンドルは少し遠いが、オフロード流の地面に対して垂直な姿勢を維持でき、疲れが溜まりにくい。また、これが大きいのだが、尻が痛くならないのである。シートの形状や質のせいだと思うが、これまで、痛くなった経験はほとんどない。なので、休憩のタイミングは、BAJAの場合は、平均1〜2時間に1回程度であったのに対して、状況にもよるが、GSの場合は、2〜3時間に1回程度でも走れる。これまでで、一日に最も走った距離は東京から青森の酸ヶ湯温泉までで、さすがにくたびれはしたが、到着後は、いつも通りのキャンプをすることができた。
もう一点は、雨の中の走行。日本のツーリングの場合、雨は降るものと考えていた方がいいが、これが、楽なのだ。安定感があるというか、路面が乾燥している時と同じペースで走れるような勘違いをしてしまう。また、スクリーンの存在も大きい。体に、バシバシ、雨粒が当たらないので、疲労感がかなり違う。あと、足下は、横に広がっているシリンダーヘッドのおかげで、濡れ方が少ない。自分は、いつも、革製のショート・ブーツを履いているが、浸水することは滅多にない。ちなみに、スクリーンと自分の前の空間は、空気が回っているらしく、この空間に入り込んだ水滴は前に飛んで行く。これが、なんか、変な感じ。

■取回し〜重い
そう、このオートバイに乗ると、停まる気がしなくなる。停まると重いのである。というのは半分冗談だが、やはり、見た目の通り、重い。雑誌のGSのレビューを読んでいると、「走り出せば軽い」というようなポジティブな書き方をしているが、ずっと走っているわけにはいかない。いつかは停まらないといけないのだ。特に、疲れている時には、停まったときに立ちゴケをしそうになり、ヒヤッとすることが時々ある。まぁ、何度か立ちゴケをしたおかげで、舗装路面で起こすことには慣れた(笑)。が、林道で一人で起こす自信はないので、あまり林道には入らないようにしている。

■積載性〜ラクチン
パニアケースとタンデムシートを外すと平らな面が出てくることで、荷物の積載が非常に楽。特に、パニアは、雨も気にならないので、慣れるとラクチンだ。

■維持性〜盗難の危険性大
実は、これが、このオートバイの最大の欠点だと思う。ハーレーと共に、最も盗まれやすい種類のオートバイになってしまっている。そういう点で、まづ、盗難保険は必須。ただ、いくら、金銭的な保証がされても、オートバイの場合、それで済むというものでもない。いろいろな所に一緒に行った思い出を共有していると思うと、そう簡単には割り切れないので、カバーやロック等の盗難対策には、金を惜しまず、最大限の注意を払うべき。

BMW R1150GS
タンデムシートを外すと積載にちょうどいい面が出てくる

BMW R1150GSでの佐渡島キャンプツーリング 二ツ亀キャンプ場
佐渡島

BMW R1150GSでの北海道キャンプツーリング 宗谷丘陵
宗谷丘陵

BMW R1150GSでの東北キャンプツーリング 鳥海山鉾立展望台駐車場
鳥海山

下は、国産のオートバイと比較した場合の相違点になります。国産オートバイからの乗り換えを考えている人に、参考になれば。

■クラッチが乾式
クラッチが、通常のオートバイの方式の湿式ではない。そのため、低速走行中に半クラッチをぐりぐりやって、速度の調整をするのは厳禁。クラッチ板が減ってしまい、交換となる。自分の場合は、基本的に、クラッチはつないだまま、アクセルとブレーキで速度を調整をしており、エンストしそうな時は、クラッチを切ってしまう。最初は、違和感があったが、そのうちに慣れてしまった。そういう点では、湿式と乾式のどちらがいいというものでもないと思う。

■ウィンカーONとOFFのボタンが別
ウィンカーのONは、ハンドルの左右にある別々のボタンで行い、OFFはハンドル右側にあるボタンで共通に行う。これが、イマイチ使いにくい。ONは問題ないが、OFFがやりにくい。慣れたといえば慣れたが、これは、一カ所に集中させてほしい。

■エンジンオイルの消費量が大きい
4ストなのに、お前は2ストかというくらいオイルが減る。オイルの消費量は走行距離と共に下がってくるが、落ち着いてからは、1,000Km当り、300〜400ml程。乗り始めの頃は、この倍近くは減っていたと思う。とは言え、長距離ツーリングの際には、やっぱり、補充用のオイルは荷物になるので、勘弁してほしいなぁ。
ちなみに、マニュアルには、最大オイル消費量1リッター/1,000Kmと書いてあるが、本当にこんなに減ったら、荷物がオイルだらけになるわい。

最後に、一番気になるかもしれない維持費に関しては、国産の大型オートバイを所有したことがないので、なんとも言えない。が、絶対値で考えた場合、リーズナブルではないかと思っている。
オイルやタイヤ交換等の消耗品に関しては、かかる費用は自分で調整できるところもあるので、オーナーの考え方次第だと思う。例えば、オイル交換の場合、自分でやれば工賃は節約できるし、オイルだって、インターネットで情報を漁っている限りでは、必ずしも純正を使う必要はないようだ。車検も、今は、自分でやれば、かなり費用が節約できるみたい。ちなみに、自分は、オイル交換等の基本的な整備や車検は、ディラーに任せてしまっている。BAJAに乗っていた頃は、オイル交換も含めてタペット調整等の基本的なメンテナンスは自分で行っていたけど...
その他、大きいところでは、10,000Km毎の点検と故障修理がある。前者に関しては、購入直後は無視かなと思っていたが、プラグやエアクリーナー・エレメント、油脂類等、走った距離に応じた交換部品が決められているようなので、現在はやっておいた方がいいと思うようになった。後者の故障に関しては、自分の場合は、これまで、2回。どちらもオイル漏れで、ミッション部分とファイナルドライブ部分からだった。金額は、両者合わせて\10万円程。8年乗って、この金額ならば、まぁ、いいんじゃないのという感じ。
最後に、自分の場合、これまでの維持に掛かった費用(消耗品費用・消耗品交換に伴う工賃、上記の故障修理、車検代、自賠責保険、税金も含む、ただし任意保険・盗難保険とガソリン代は除く)の年平均は、だいたい\15万円/年ほど。8年間で約56,000Km走っている場合である。上にも書いたように基本的にはディーラー任せなので、似たような乗り方をしている場合の、ほぼ上限値と考えていいのではないか。

といったような感じで、このGSには、良いところ、悪いところ両面あるが、総じて、とても気に入っている。今の自分の乗り方には、とても合っていると思う。BAJAに乗っていた頃とは違って、林道ツーリングを楽しむことはなくなってしまったが、今では、高速道路で、一気に、現地近くまで走ってしまい、あとは、キャンプ場近辺で過ごすというタイプのツーリングを楽しんでいる。

次は、数少ないですが、購入後に変更したポイントを紹介します。

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